ザ・キュアー、1992年のアルバム『Wish』30周年記念盤が10月7日発売決定

The Cure - Photo: Paul Cox

1978年結成、ロバート・スミスを中心とするイギリスを代表するバンドの1つ、ザ・キュアー(The Cure)の9枚目のスタジオ・アルバム『Wish(ウィッシュ)』の30周年記念盤、が2022年10月7日にリリースされる。

『Wish』30周年記念盤は、3CD、1CD、2LP、デジタル配信の各形態でリリースされる(2LPのみ11月25日リリース)。

3CDデラックスエディションは全45曲収録。未発表音源24曲、初CD化となる4曲が収録される。CD1は『Wish』オリジナル・アルバムで、ザ・キュアーのロバート・スミスとマスタリング・エンジニアのマイルス・ショーウェルによる、アビイ・ロード・スタジオにてリマスターされた音源。CD2は未発表デモ・ヴァージョン21曲。1990年のスタジオでのヴォーカル・デモ(x4)と1991年のインストゥルメンタル・デモ(x17)を収録、そのうち9は未発表曲のデモ・ヴァージョン。

CD3は1993年にメール・オーダー限定販売されたカセットテープ『Lost Wishes』の4曲と、1992年のManor Studioでのセッションから未発表曲「A Wendy Band」、ライヴでの人気曲「From The Edge Of The Deep Green Sea」の未発表ミックス、レアな12インチ・ミックス(x5)、そして最後に「エンド」の未発表ライヴ・ヴァージョンが収録される。

今回初CD化&初デジタル配信となる『Lost Wishes』から「Uyea Sound [Dim-D Mix] 」が先行配信された。

アルバムが完成した時、ロバート・スミスはやるべきことはすべてやり遂げたと感じたが、不具合もあったと語る。

「スタジオのコントロール・ルームでは素晴らしい音だった。でも僕は来たるツアーの準備で忙しくなってマスタリングを監督できなかった。アルバムはリリースされ、僕らは世界ツアーに出て、何をするにも手遅れに。それに長いこと悩まされていた。(今年リマスターの機会を得て)30年かかったけど、僕の願い(Wish)は叶ったよ」

ザ・キュアーは10月6日にヨーロッパ・ツアー44公演をスタートする予定。最後の8公演はUKですべてアリーナ公演だ。

1992年4月21日にリリースされた『Wish』は全英1位、全米2位を記録、グラミー賞「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」にノミネートされ、ザ・キュアーの最も売れたアルバムとなった。全英1位を獲得した「Friday I’m In Love」、同8位「High」、「A Letter To Elise」の3曲のヒット・シングルが生まれ、このアルバムのツアーは21カ国で111公演というザ・キュアー史上最大規模のものになった。

Written By uDiscover Team

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ザ・キュアー『Wish』30周年記念エディション
2022年10月7日発売

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