発熱外来 休日受け入れ体制拡充 31日から県、医療機関に補助金

岡山県庁

 岡山県は31日から、新型コロナウイルス感染者の診療・検査を行う発熱外来について休日の受け入れ体制を拡充する。このまま感染拡大が続けば患者が殺到して迅速な検査に支障を来しかねないとして、補助金の交付によって医療機関に対応を促す。当面は8月末まで続ける予定。

 県によると、発熱外来は岡山、倉敷市内を中心に逼迫しつつあり、電話がつながりにくかったり、検査が長時間待ちになったりするケースも少なくない。

 県はこうした状況を踏まえ、休日に発熱外来を開設する医療機関に対し、診療時間に応じた補助を実施。これにより、31日は通常の休日(30~40医療機関)を上回る66医療機関が開設する見込み。

 8月は毎週日曜(7、14、21、28日)と祝日(11日)、盆期間の13、15日に体制を拡充する。発熱外来の情報は県ホームページに掲載。必ず電話で事前予約するよう呼び掛けている。

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