神奈川県真鶴町の松本一彦町長が選挙人名簿を不正使用した問題で、町は29日、町長が今後の対応などを説明する町民説明会を8月に開くと発表した。
一方、町政の混乱が続く中で提出準備が進められてきた町長の不信任決議を巡り、これまで賛成する意向を示していた町議の1人が一転して反対に回ることを同日までに表明。議員10人中3人が反対の姿勢を示したことで、出席議員の4分の3以上の賛成（8人）が難しくなり、町議会9月定例会での不信任決議案提出が見送られる公算となった。
同日の町議会総務経済常任委員会協議会で、松本町長が説明会開催について報告した。8月20日の午後2時と同4時半の2回、町民センターで実施する。定員は各先着40人で、同1日から町役場などで受け付ける。第三者委員会報告や事務監査後の町の取り組みなどを話す予定。同問題を巡り、町議会や町長自身による説明会は開かれてきたが、町主催の説明会は初めて。
