プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦「ダイワハウススペシャル 阪神―広島」(阪神タイガース、山陽新聞社主催)が29日、倉敷市のマスカットスタジアムで行われ、6786人の観衆が次代を担う若手や2軍調整中の主力のプレーを満喫した。試合は阪神が0―2で敗れた。
プロ野球公式戦の岡山県開催は3年ぶりで、新型コロナウイルス禍以降では初めて。午後4時の開門と同時に待ちわびた両軍のファンがスタンドに陣取り、試合前の打撃練習から熱い視線を送った。
試合は阪神秋山、広島遠藤の投手戦に。中盤以降に2点を失った阪神は反撃を試みたものの、相手投手陣の前に無安打。それでも一塁側の熱心な虎党は、最後まで拍手やメガホンを鳴らしてナインをもり立てた。
阪神ファンという、おかやま山陽高3年の生徒(18)は同高1年の弟(15)と3年ぶりに観戦。「昨夜から楽しみだった。選手の生のプレーを見られて最高」と話した。