長崎県内8地点で猛暑日 熱中症で9人搬送

 長崎県内は29日、高気圧に覆われ各地で気温が上昇し、18の観測地点のうち8地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。
 長崎地方気象台によると、猛暑日は▽佐世保36.8度▽松浦36.2度▽西海、長崎、口之津35.9度▽大村35.7度-など。8地点で今年の最高気温を更新した。松浦は7月の観測史上最も高かった。
 県消防保安室によると、熱中症とみられる症状で9人が救急搬送された(同日午後4時時点)。内訳は中等症3人、軽症6人。65歳以上の高齢者が6人で、うち5人は75歳以上。
 福岡管区気象台によると、台風5号接近の影響で、30日は五島と県本土の海上で風速15メートル以上の強風域となる見通し。同気象台は「31日にかけては大雨にも注意が必要」としている。


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