コンビニの発祥はアメリカの氷屋だった 「セブンイレブン、ローソンの起源」

画像 : セブンイレブン Kuha455405

もはや生活になくてはならないほど社会に定着しているコンビニエンスストア

主に24時間・年中無休で営業し、食品や日用雑貨などの多数の品種を扱う小売店である。

日本はもちろん世界中に存在し、2019年の時点で世界で60000店舗以上あることが確認されている。

日本初のコンビニは?

日本で最初のコンビニはなんとなく「セブンイレブン」のような印象があるが、実は日本初のコンビニは1969年3月、大阪府豊中市にオープンした「マイショップ(マミイ)」である。

「セブンイレブン」は1974年に一号店がオープン。「ファミリーマート」はなんと1973年に一号店がオープンしている。

筆者の感覚だと1980年代後半あたりから広がってきた印象があるが、意外と早くからコンビニは日本にあったようである。

世界初のコンビニは?

コンビニエンスストアはアメリカで生まれた。

年代はなんと1927年。

アメリカのテキサス州で氷販売をしていた「ジョン・ジェファーソン・グリーン (JJグリーン)」という店があった。

JJグリーンは、お客さんからの要望で夏の時期だけ「週7日・1日16時間」と営業時間を延長した。

これが大変好評となり、さらに卵やパンや牛乳など他の食材も扱い始めた。

これがコンビニエンスストアの原型となり、同社は後に「セブン イレブン」と改称したのである。

つまり世界で最初のコンビニはセブンイレブンであり、アメリカの会社だったのである。

ローソンもアメリカ発祥

画像 : ローソン wiki cKuha455405

ローソンも実はアメリカで生まれた会社である。

1939年、オハイオ州で牛乳販売業を営んでいたジェームズ・J・ローソンが、「ローソンミルク社」を設立したことが始まりである。

最初は牛乳だけだったが、前述したJJグリーン店のように日用品なども販売していくようになり、アメリカ合衆国北東部にチェーン展開していったのである。

ちなみに、日本3大コンビニの残り一つである「ファミリーマート」は、日本発祥のコンビニである。

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