国葬儀、ミャンマーからの参列受け入れか

 林芳正外務大臣はミャンマー国軍がアウンサンスーチー氏の側近ら民主化活動家4人を処刑したことを受けて、ミャンマーから国葬儀に参列の希望があった場合、受け入れるのか、との記者団の問いに「今回の国軍の行いは我が国が一貫して求めてきた被拘束者の解放に大きく逆行する動きであり、国民感情の先鋭化による対立激化、国際社会におけるミャンマーの更なる孤立を招くもので深刻に憂慮している。我が国として、クーデター以降亡くなられた全ての方々の家族に深い哀悼の意を表する」とした。

 そのうえで「国葬儀はミャンマーに通報しているが、具体的な参列者については今後調整されるものであり、それ以上の答えは差し控えたい」と参列を示唆した。

 ミャンマー国軍による民主化活動家処刑を巡って、日本国内では政府が政府開発援助を今月再開したことやミャンマー国軍からの留学生4人を現在、防衛大学校などで受け入れていることに「国軍を事実上容認することになる」と批判の声があがっている。国葬儀の通報にも、なぜ通報したのか批判がある。(編集担当:森高龍二)

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