9月23日の西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業を記念するJR九州のイベントが30日、長崎県佐世保市新港町であり、市民らが新幹線車両「かもめ」をPRする「かもめ楽団」となり、歌や踊りで開業ムードを盛り上げた。
会場近くの佐世保港岸壁には、山口県で製作した車両(6両)を載せた台船が海上輸送の途中で立ち寄る予定だったが、台風接近の影響で間に合わなかった。
イベントには約600人が参加。楽団をリードする「かもめキャプテン」に選ばれた海上自衛隊佐世保音楽隊の演奏に合わせ、開業を祝う「ハッピーバースデー」の歌を歌った。地元のダンス教室「スターライトスクール」も加わり、ダンスを披露した。
同教室のメンバーで、佐世保高専4年の吉永心愛さん(19)は「新幹線を見ることができず残念だが、楽しくパフォーマンスできた。新幹線に期待する皆さんの熱気を感じた」と笑顔で話した。
JR九州は31日に長崎港でもイベントを開催。車両を載せた台船も接岸する予定だが、天候を見て同日朝に入港の可否を判断する。
「かもめ楽団」開業ムード盛り上げ 佐世保で西九州新幹線イベント
- Published
- 2022/07/31 11:30 (JST)
© 株式会社長崎新聞社