松浦鉄道キャラクター西浦ありさ 「アジフライ大使」に就任 パネル設置へ

「西浦ありさ」のパネルと「アジフライ号」の前で記念撮影する(左から)今里社長、友田市長、松尾町長、安齋さん、永田さん=MR松浦駅

 「アジフライの聖地」を宣言している長崎県松浦市で25日、松浦のアジフライの魅力を発信する「アジフライ大使」の発表会があり、松浦鉄道(MR、佐世保市)のキャラクター(鉄道むすめ)「西浦ありさ」が就任した。MR松浦駅など松浦市内8駅にパネルを設置しPRする。
 松浦市とMRのコラボ(共同制作)企画。鉄道むすめは、鉄道模型などの玩具メーカー「トミーテック」(栃木県)が全国の鉄道現場で働く女性をモチーフにした架空のキャラクター。
 「ありさ」はMRに2020年に「入社」。名前の「西浦」は国内で最も西にある鉄道「松浦鉄道西九州線」から、「ありさ」は同線の起点「有田」と終点「佐世保」から採った。普通鉄道の日本最西端「たびら平戸口駅」の広報や、1月には佐賀県有田町の「初代観光大使」に就任し、同町の観光PR、有田-福島口間(佐賀県区間)の車内アナウンスなどで活躍。「鉄道むすめ」総選挙で10位に選ばれるなど全国的な人気がある。
 発表会には松浦市の友田吉泰市長、有田町の松尾佳昭町長、MRの今里晴樹社長、「ありさ」の声を担当している声優の安齋(あんざい)由香里さん、「ありさ」の憧れの人という設定の松浦魚市場の競り人、永田弘樹さんが出席。MR松浦駅で「アジフライ大使」のたすきをかけ、競り人の格好をした「ありさ」の等身大パネルを除幕し、MRが運行する「アジフライ号」と一緒に関係者が記念撮影した。
 友田市長は「9月に営業を開始する西九州新幹線からの誘客に向けて活用していきたい」と話した。


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