持続可能な観光振興へ推進組織 四国の自治体とDMOが設立

高松市内で開かれた「四国『持続可能な観光』推進ネットワーク」の設立会議

 国連などの国際基準を基に観光庁が2020年に作成した「日本版持続可能な観光ガイドライン」を活用した観光振興を図ろうと、四国の自治体とDMO(観光地域づくり法人)が「四国『持続可能な観光』推進ネットワーク」を設立した。

 同ネットワークは、四国4県やJR四国などでつくる四国ツーリズム創造機構が設立を提唱。高松、丸亀市や愛媛県今治市、徳島県三好市など10自治体と7DMOが参加した。

 今後、加盟団体が協力してガイドラインに沿った魅力的で誘客につながる観光プログラムを作成。国際基準に基づく持続可能な観光地の認証取得を目指し、先進地の視察や意見交換会などを実施する。大都市圏などでの連携プロモーションも企画する。

 7月29日に高松市内で設立会議があり、各団体の代表者ら約20人が参加。同機構の半井真司代表理事が「各団体が力を合わせ、住んで良し、来て良しの『サステナブルアイランド』として四国を国内外に発信していきたい」とあいさつ。ネットワークの規約や役員人事などを承認した。

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