藤沢の観光を広くPR ラッピングトラックが全国走行 江の島を望む夕景などあしらう

江の島のさまざまな光景をあしらったラッピングトラック

 藤沢市江の島など同市内の観光名所や人気イベントの画像をあしらった特別仕様の大型トラック2台が7月中旬から市内を起点に全国を走行している。同市葛原に神奈川営業所がある物流会社「岡田商運」(本社・岡山県岡山市)が地域貢献の一環として、藤沢観光のPRを申し出て実現した。

 同社はこれまで大型トラックの荷台部分を活用し、障害者雇用の促進を呼びかけるPRなど12台のラッピングトラックを制作している。ラッピングする荷台の大きさは縦2.7メートル、横2.5メートルと大きく、全国を走行することから、市は広域的なPR効果を見込む。

 市街地から江の島を望む夕景、江の島シーキャンドル、冬の光の祭典「湘南の宝石」、市北部地域の祭り、市の公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」などの光景が荷台の両側と後方の3カ所にラッピングされている。市の観光公式ホームページやインスタグラムに誘引する二次元コードも配置されている。  

 市観光課は「ラッピングトラックが『走る広告塔』として全国を走り、市の認知度向上や観光意欲の促進につながるものと期待している」としている。(宮崎 功一)

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