日本時間８月１日、エンゼルス先発のリード・デトマーズは本拠地エンゼル・スタジアムで行われているレンジャーズ戦の２回表にイマキュレート・イニング（＝１イニング９球で打者３人を三振に仕留めること）を達成した。エンゼルスの投手によるイマキュレート・イニングは、1972年７月９日のノーラン・ライアン（対レッドソックス）、2014年６月４日のギャレット・リチャーズ（対アストロズ）に続いて３人目の快挙となった。
デトマーズは６番のエゼキエル・デュランを空振り、見逃し、空振り（ファウルチップ）で３球三振に仕留めると、続く７番のコール・カルフーンも空振り、見逃し、空振り（ファウルチップ）で３球三振。さらに８番のチャーリー・カルバーソンも空振り、ファウル、空振りで３球三振に仕留め、球団史上３人目となるイマキュレート・イニングを達成した。デュランに対してはフォーシーム、シンカー、スライダーを投げ分けたが、カルフーンに対しては３球ともスライダー、カルバーソンに対しては３球ともフォーシームだった。
デトマーズは今年５月10日のレイズ戦でノーヒッターを達成しているが、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者によると、ノーヒッターとイマキュレート・イニングを同一シーズンに達成するのはメジャー史上３人目の快挙だという。ドジャースの名投手サンディ・コーファックスが1962年、1963年、1964年と３年連続で達成。アストロズのサイン盗みを告発したことで知られるマイク・ファイアーズも2015年にノーヒッターとイマキュレート・イニングを達成した。
なお、イマキュレート・イニングを達成した投手は、デトマーズが今季メジャー全体で４人目。４月17日のオリオールズ戦でネストル・コルテス（ヤンキース）、６月15日のレンジャーズ戦ではルイス・ガルシアとフィル・メイトン（ともにアストロズ）が達成している。
