山谷元国家公安委員長は旧統一との関係説明必要

 旧統一教会問題に約40年取り組んでいる有田芳生前参院議員は1日までに2010年の参院選挙で国際勝共連合が指示出ししたものを統一教会信者が全国に流していたという内部文書をツイッターで公開した。

 山谷えり子元国家公安委員長を選挙応援する内容で、この選挙で当選4年後、安倍内閣の下で山谷氏は国家公安委員長に就任した。

 文書では「山谷えり子先生の必勝のためにご尽力をお願いいたします。山谷先生、安倍(晋三)先生なくして私たちの『み旨』は成就できません。『山谷えり子』と二枚目の投票用紙に記入することを何度も何度も徹底して下さい。自民党、党名ではだめです。相対的に有田対策にもなります。全国足並み統一行動になります」云々と書いている。

 有田氏は「この『み旨』とは文鮮明教祖の思い(伝道、霊感商法、日本入国など)を実現させること」と解説する。

 山谷参院議員はこの選挙で得票数3位当選を果たす。そして安倍政権の下で2014年9月3日~2015年10月7日まで「国家公安委員長」を務めた。旧統一教会との関係性がどのようなもので、現在どうなのか、これだけ社会問題化している現況でもHPなどSNS上での説明も言及も7月末現在ない。

 ネットでは「山谷えり子氏はその時の国家公安委員長である。安倍元首相に任命された時点で、統一教会の広告塔に採用された。山谷氏は臨時国会で国民に説明する義務がある」と説明を求める声が複数上がっている。(編集担当:森高龍二)

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