熱中症、集団発生…中学生5人を搬送 13~14歳、外で野球練習中に 周辺の最高気温は35.4度

野球練習中の中学生が熱中症で5人搬送

 埼玉県は31日、30日に鴻巣市内のグラウンドで同市の野球クラブチームに所属する男子中学生5人が熱中症の疑いで救急搬送されたと発表した。いずれも軽症だった。県によると、熱中症の疑いで5人以上が同時に搬送される集団発生は県内で今年初めて。

 県消防課によると、13~14歳の男子生徒5人が練習中に体調不良を訴え、30日午後1時57分に119番があった。5人はいずれも搬送時に意識ははっきりしていて、軽症と診断されたという。熊谷地方気象台によると、鴻巣市に隣接する久喜市では同日、35.4度の最高気温を記録した。

 同課は「外出は暑い日や時間は避けてほしい」と呼びかけ、めまいや立ちくらみなど熱中症が疑われる症状が出た場合は「涼しい場所へ避難して服を緩め、体を冷やし、水分や塩分を補給してほしい」としている。

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