海の魅力を体感して 「海洋都市横浜うみ博2022」3年ぶりにリアル開催へ

海の生物と触れ合える横浜八景島のタッチプール

 海の多彩な魅力を体感できるイベント「海洋都市横浜うみ博2022」が6、7の両日、インターネット上のバーチャル会場とともに、3年ぶりにリアル会場でも開かれる。生物や船舶、海の仕事など親子で楽しく学べるコンテンツが多数出展される。

 メイン会場の横浜市役所アトリウム(同市中区)は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)や水産研究・教育機構などの研究機関や海洋関連企業、大学などが出展予定。JAMSTECなどが日ごろの研究活動を分かりやすく解説する。日本郵船による簡易操船シミュレーター体験や神奈川大学所蔵の和船展示、海の生物と触れ合える横浜八景島のタッチプールなども行われる。

 ステージプログラムでは、日本旅客船協会船旅アンバサダーの小林希さんが船旅の魅力を語るほか、帆船日本丸を愛する男声合唱団「海の歌・シーシャンティを歌おう」などが楽しめる。

 大さん橋には、日本郵船の自動車専用船、関東地方整備局の清掃兼油回収船、同市消防局の消防艇などが接岸。サブ会場となる大さん橋ふ頭基部ロータリーには、水深3千メートルでも活動できる水中作業ロボット「ディープクローラー」などの実機展示も。

 また、関連イベントとして、横浜みなと博物館や三菱みなとみらい技術館、横浜ハンマーヘッドなど近隣スポットを巡るスタンプラリーも実施する。

 今年で7回目となる「うみ博」は、同市と出展者などでつくる海洋都市横浜うみ協議会の主催で、日本財団「海と日本PROJECT」の一環。海に関する動画の視聴などができるバーチャル会場の公開期間は9月30日まで。イベントの詳細は、うみ博公式ホームページへ。

© 株式会社神奈川新聞社