広島から平和のメッセージを歌にのせて… NHK広島「れいわのへいわソング」大竹しのぶ、森山良子、STU48ら出演

NHK総合では、8月4日に音楽特番「れいわのへいわソング」(午後7:30、中国ブロックのみ)を放送。同番組は令和の時代も、みんなで集い、共に歌える幸せが続くようにという願いと、歌の力を通して「平和の尊さ」「復興の歴史」を若い世代へつないでいけるようにという思いで制作され、今年で3回目となる。豪華アーティストが被爆地・広島に集合。平和のメッセージを歌にのせて届ける。

オープニングを飾るのは、女優の大竹しのぶ。原爆の悲しみを歌った美空ひばりさんの名曲「一本の鉛筆」を披露。語りかけるように歌う大竹の表現力が、見ている者を圧倒する。また、大竹はトリとしても登場。中島みゆきの「時代」を熱唱する。

瀬戸内エリアを拠点に活動するアイドル・STU48も登場。実際の戦争が起こってしまった今の世界を憂い話題となっている彼女たちの8枚目のシングル「花は誰のもの?」で魅せる。平和へのメッセージ性が強い歌詞もさることながら、“トライアングルセンター”(披露する場所によってセンターが変わっていくシステム)体制のダンスパフォーマンスにも注目してほしい。

そのほか、森山良子は「さとうきび畑」と「今」を、かりゆし58は「さよなら」を歌い上げる。そしてシンガー・ソングライターのコトリンゴは、戦時下の広島が舞台となった映画「この世界の片隅に」(2016年)のオープニング曲の「悲しくてやりきれない」をピアノの弾き語りで披露する。

司会を務めるのは、昨年に引き続きハライチ(岩井勇気、澤部佑)と高橋ひかる。収録を終えた岩井は「今年はウクライナでの戦争もあり、歌の内容がより一層心にしみた」と語った。

なお、同番組は放送後から8月11日まで、NHKプラスで見逃し配信を予定。利用登録者は放送エリア外でも、インターネットを介して視聴可能だ。

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