北日本中心に高温 西日本で線状降水帯が発生 7月の天候まとめ

7月の天候まとめ 出典=気象庁HP

 気象庁は1日(月)、7月の天候のまとめを発表した。気温は全国的に高く、特に北日本ではかなり高くなった。降水量は北日本の日本海側でかなり少なかった一方、北・東・西日本の太平洋側で多かった。

北日本で高温

 月平均気温は全国的に高く、特に北日本でかなり高くなった。7月上旬は暑さが厳しく、1日には群馬県桐生市などアメダスを含む6地点で40℃以上を観測した。釧路、苫小牧、広尾(以上、北海道)、小名浜(福島)、久米島(沖縄)の5地点で、月平均気温の高い方からの1位を更新した。

浜松(静岡)で721.0ミリ

 北日本の日本海側は高気圧に覆われやすかったため、月降水量はかなり少なくなった。一方、北・東・西日本の太平洋側では、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい時期があったため、月降水量は多くなった。5日は高知県で、18日と19 日は長崎県、山口県、福岡県、佐賀県、大分県で線状降水帯が発生した。なお、浜松(静岡)では、月降水量の多い方からの1位を更新した。

北日本の日本海側 晴天多く

 北・東日本の日本海側は高気圧に覆われやすかったため、月間日照時間は多くなった。西日本の日本海側、北・東・西日本の太平洋側、沖縄・奄美は平年並みだった。

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