ベッテル10位、チームオーダーでオコンを追うも僅差で届かず「あとひとつコーナーがあれば…」/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは10位を獲得した。チームは終盤、ベッテルとチームメイトのランス・ストロールのポジションを入れ替えており、これについてチーム代表マイク・クラックは次のように説明した。

「ランスに(エステバン・)オコンを追いかけるように指示したが、残り数周の時点で、(後ろの)セバスチャンの方がミディアムタイヤでペースが良かったので、2台を入れ替えた。セバスチャンが9位に上がれなければ、ポジションを戻すつもりだったが、彼はラインを越える時点でオコンの0.143秒後ろの位置であり、安全にポジションを入れ替えることができない状況だった」

2022年F1第13戦ハンガリーGP セバスチャン・ベッテルとランス・ストロール(アストンマーティン)

■セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム)
決勝=10位
18番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム

 ポイント獲得を目指してハードに戦ったよ。終盤にはエステバンを追い上げて、もう1点獲るまであと少しというところまで迫った。チームが(ストロールとの間で)順位を入れ替えたのは、僕の方がエステバンに追いつける可能性が高いと考えたからだけど、ご存知のように追撃はバーチャル・セーフティカーに阻まれて、時間切れになってしまった。最終ラップは本当に真後ろまで近づいていて、あとひとつだけコーナーがあれば仕掛けることができたと思う。

 全体としては、バトルとオーバーテイクがたくさんあって楽しいレースだった。中間のスティントはちょっと厳しかったけど、ミディアムを履いた第3スティントの方がバランスは良かった。今回もまたレースペースでは競争力があったから、今年の後半戦では土曜のパフォーマンスの改善に焦点を合わせないといけないね。

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