名物「馬の背」が期待に応え復活 くまもと阿蘇カントリークラブ、被災の3番ホール

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パー5として完全復活した、くまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースの名物3番ホール「馬の背」=南阿蘇村

 2016年の熊本地震で被災した熊本県南阿蘇村のゴルフ場「くまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コース」の名物で、「馬の背」の愛称で親しまれていた3番ホールが2日、完全復活する。6年ぶりに震災前の姿を取り戻す。

 同コースは1952年にオープン。県内で最も歴史が長く、今年で70周年を迎えた。震災ではコース全域に地割れが起こるなど深刻な被害を受けた。

 中でも幅約10メートル、高さ約15メートルにわたって直下の県道側に崩れ落ちた馬の背は、20年5月に営業再開した際にレイアウト変更を余儀なくされ、545㍎から130㍎に短縮し、2打減のパー3に。しかし、利用客から復活を切望する声が多数寄せられ、営業を続けながら復旧工事を進めていた。

 新・馬の背は、視界360度に阿蘇の雄大な景色が広がり、532ヤードで元通りのパー5へ。これに伴い、右ドッグレッグ(右曲がり)のミドルに変わっていた4番ホールをショートとし、全体でもパー72に戻った。

 太田裕士支配人(51)は「前後左右から風が吹き、起伏と傾斜の激しいコースをぜひ楽しんでほしい」と話している。馬の背復活を記念したコンペも16、17日に開催する。同クラブ☎0967(67)0321。(上杉勇太)

熊本地震で無数の亀裂が入った「馬の背」の頂上付近=2016年4月26日、南阿蘇村(くまもと阿蘇カントリークラブ提供)