大規模火災から約9カ月…エキニシ支援者へ〝ふるまい酒〟 広島市

去年、大規模火災が発生した広島駅西側、通称〝エキニシ〟

被災した店舗の再建を支援した人へ感謝を伝える催しが行われました。

駅西商業センター自治会 佐久間敬会長「クラウドファンディングより消火器もいたるところに設置させていただきました。これからも安全で皆様から愛されるエキニシの街づくりに努めて参ります」

7月29日、被災店舗の再建を支援した人たちへ感謝の思いが込められた日本酒がふるまわれました。

支援者「きょうの日を迎えることができたのが良いこと。クラウドファンディングというものがひとつあると、僕らも動きやすいというか応援ができる」

去年12月、エキニシの自治会と被災した3店舗がクラウドファンディングで支援を呼びかけたところ、合計で約1200万円の支援金が寄せられました。

駅西商業センター自治会 佐久間敬会長「エキニシ全体が燃えたんじゃないかという感じに見られていて、極端にお客さんが減ったんですね、あの火事で。この復興をアピールしたいという思いで何か形にしたいなという思いがありました」

また今回のイベントに酒樽を提供した「千福」の三宅本店はエキニシを支援するため限定のコラボボトルを販売。

売り上げ1本あたり「10円」が防災設備の積立金になるということです。

三宅本店 三宅清史取締役「火災のことを忘れないでほしいというのと、継続的に地域に根差した支援を示すためにも協力させていただいています」

苦難を乗り越えた飲食街にきょうも復興の明かりが灯ります。

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