「どんな顔して国会に行くのか」「市民は納得しない」会見要請に“辞退”の吉川赳衆院議員 地元からは厳しい声やまず—静岡・富士市

一部週刊誌で18歳の女子学生との飲酒などを報じられた吉川赳衆議院議員。雲隠れ状態との指摘に対し「国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はありません」などとコメントしました。

吉川議員は6月、一部週刊誌で18歳の女子学生と飲酒し、4万円を手渡したなどと報じられ、自民党を離党、公の場では一度も説明をせず雲隠れ状態でした。

吉川議員の地元・静岡県富士市の記者クラブが会見を開き、説明するよう要望したところ、7月29日金曜日の夜に文書で回答がありました。

回答では「主張は法廷で明らかにしていく。記者会見の要望は辞退する」とした上で、「国会閉会中であったにすぎず、特に姿を隠していた認識はない。今後も衆議院議員として、今まで同様、積極的に活動していく」としました。

この回答について地元、富士市民は。

<富士市民>

「早く会見を開いて、どういう事情があったかよく分からないところがあるが、報道されている通りだとすれば、国会議員の資格はない」

「議員を続けるなら説明は欲しい。このまま何も言わずに続けると言っても、市民は納得しない」

「雲隠れ以外の何ものでもない。議員だからこそ、きちんとして欲しい」

また、自民党富士市富士支部の稲葉寿利幹事長はSBSの取材に対し、まずやるべきことは辞職としたうえで、「休会中だったら地元で活動するのが議員。厚顔無恥と断じざるを得ない。どんな顔をして国会に行くのか」とコメントしました。

8月3日には臨時国会が始まります。吉川議員は姿を現すのでしょうか。

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