コロナ禍で実習不足・看護学校が実習にVRを導入

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 看護や介護を学ぶ学校では、新型コロナの影響で病院や施設など現場での実習が十分に実施できない問題を抱えています。

 こうした中、三郷町にある看護学校では、実習に仮想現実=VRを取り入れるなど様々な工夫が行われています。三郷町のハートランドしぎさん看護専門学校です。この学校ではカリキュラムの約3分の1が病院や介護などの現場での実習でしたが、感染拡大以降、実習の機会が十分に確保できていません。

とりわけ認知症の高齢者や精神疾患を抱える患者の看護を学ぶ実習の機会が減ったといい、これを補うため学校では様々な工夫を行っていて、この日行ったのは学生がVRを使って認知症の高齢者が実際に見ている世界を体験する実習です。認知症の高齢者にとって車から降りることは、崖から突き落とされるよう見え恐怖を感じることをVRの映像によって学んでいきました。そしてこうした体験をふまえ、認知症の症状がある高齢者を不安にさせないためには自分が患者の視線を合わせて安心させることが大切であることなど現場での看護のノウハウについて理解を深めていました。

学生

「今コロナで現場の看護師さんたちも大変な思いをする中で僕たちも早く一人前となって力になれるように勉強を続けていきたいと思います。」

副校長先生

「なかなか心の部分を一緒に感じてみようというのは難しい部分がありますのでそれはとてもVRによって学びが大きいと思います。患者様の立場にたって看護ができる学生を育成したいと思っていますのでこれからも試行錯誤重ねながら努力していきたいと思います。」