きょう2日(火)は暑さのピークとなりそうだ。
東日本から西日本にかけて気温は軒並み35℃を超えて、40℃を超える所もある見込み。危険な暑さとなるため、熱中症に警戒が必要となる。
また、北日本は雨雲の通り道で激しい雨や雷雨になる所もあり、局地的に大雨になるおそれがある。
東日本も内陸部を中心に大気の状態が不安定になるため、天気の急変に注意が必要だ。
暑さのピーク
きのうは全国の220地点で35℃以上の猛暑日となり、気温が39℃を超えた所もあったが、きょうはきのう以上に暑くなる所がありそうだ。
特に気温が上がりそうなのが東日本の内陸部で、予想最高気温は熊谷(埼玉県)で41℃。前橋、秩父(埼玉県)、さいたま、甲府、名古屋、岐阜で39℃と各地で体温超えの危険な暑さとなる見通し。
熱中症警戒アラートは、今年最多となる37の都府県に発表されている。こまめな水分補給はもちろんのこと、屋外では意識的に日陰を選び、屋内では適切に冷房を使うなど、万全な熱中症対策が必要だ。
広く夏空も東日本の内陸部は天気急変のおそれ
この暑さの原因の一つである太平洋高気圧が広い範囲を覆うため、きょうは東日本や西日本を中心に晴れる所が多くなりそうだ。
ただ、気温上昇や湿った空気の影響で、東日本の内陸部を中心に天気が急変するおそれがある。
特に昼過ぎから夕方にかけては関東甲信で発雷確率が高くなっているため、急な激しい雨や雷雨に注意が必要だ。
北日本は前線停滞で激しい雷雨も
一方、北日本は前線が停滞し、その上を低気圧が通過するため、雨雲の通り道となりそうだ。
北海道や東北北部を中心に断続的に雨となり、激しい雨や雷雨になる所がある見込み。局地的には大雨になるおそれがあるため、土砂災害などに注意が必要となる。
また、東北南部や北陸でも、所々で雨が降りそうだ。
(気象予報士・多胡安那)