ヤンキースがモンタスとトリビーノを獲得 若手有望株4選手を放出

日本時間8月2日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースはアスレチックスに若手有望株4選手を放出し、先発右腕フランキー・モンタスと救援右腕ルー・トリビーノを獲得することに成功したようだ。今回のトレードでアスレチックスが獲得するのはケン・ウォルディチャック、JP・シアーズ、ルイス・メディーナ、クーパー・ボーマンの4選手。いずれも「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでトップ30に名を連ねている。

29歳のモンタスは、マリナーズへの移籍が決まったルイス・カスティーヨ(レッズ)が市場から消えた時点で、「トレード市場に残る最高の先発投手」となっていた。昨季は13勝9敗、防御率3.37、207奪三振という自己最高の成績を残し、サイ・ヤング賞投票6位にランクイン。今季は打線の援護がなく、大きく黒星が先行しているものの、19試合に先発して4勝9敗、防御率3.18、109奪三振と昨季に引けを取らない成績を残している。フリーエージェントになるまで1年半保有できる点も大きな魅力だ。

30歳のトレビーノはメジャー5年目の救援右腕。昨季は自己最多の71試合に登板して7勝8敗22セーブ、8ホールド、防御率3.18、67奪三振の好成績を残したが、今季はここまで39試合に登板して1勝6敗10セーブ、2ホールド、防御率6.47、45奪三振と調子を落としている。フリーエージェントになるのは2024年シーズン終了後である。

ヤンキースが放出する4選手は、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでウォルディチャックが5位(メジャー全体70位)、メディーナが10位、シアーズが20位、ボーマンが21位にランクイン。なお、ヤンキースはカブスとのトレードも成立させており、同ランキングで7位のヘイデン・ウェスネスキーを放出して新人救援右腕のスコット・エフロスの獲得に成功している。

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