7月の熱中症 長崎県内422人搬送 過去2番目の多さ

 長崎県は1日、県内で7月に熱中症で救急搬送された人(速報値)が422人に上ったと発表した。7月としては2005年の統計開始以降、18年(562人)に次いで2番目に多かった。
 県は「7月は梅雨に戻ったような天候の日もあったが、暑い日が続いたからではないか」と分析。新型コロナウイルス感染症対策でマスクを着用する場合でも屋内で熱中症リスクが高ければ、エアコンや扇風機の使用、換気などで暑さを避け、こまめに水分を補給するよう呼びかけている。
 症状の内訳は重症9人、中等症175人、軽症238人。死者はいなかった。年齢別では65歳以上が235人と半数超を占め、40歳以上65歳未満が約2割の85人、13歳以上18歳未満が約1割の47人など。発症場所は住居が185人と4割強に上り最多。競技場など屋外の公衆スペースが60人、道路が58人だった。


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