複数地点で40℃超か きょうの暑さは特別かつ危険 熱中症に厳重警戒を

 2日(火)は、きのう以上の暑さとなる所があり、関東の内陸や東海の一部では、最高気温が40℃を超える可能性がある。日常生活に支障が出るほどの危険な暑さとなるため、屋外での作業や運動はもちろん、外出そのものを控えるように心がけたい。屋内においても適切に冷房を使うなど、暑さを避けるよう最大限の工夫が必要だ。

記録的猛暑

 きょうも午前中から気温が高く、午前11時の段階ですでに58地点で35℃を超えている。昼過ぎにかけては、関東の内陸や東海の一部でさらに気温が上がり、40℃を超える焼け付くような暑さとなる所がある見通し。東日本から沖縄にかけて多くの地域に、熱中症警戒アラートが発表されており、いつも以上に積極的に熱中症予防を心がける必要がある。

<2日(火)の予想最高気温>
 41℃ 熊谷(埼玉)
 39℃ 前橋、さいたま、秩父(埼玉)、甲府、名古屋、岐阜、日田(大分)
 38℃ 宇都宮、小田原(神奈川)、京都、豊岡(兵庫)、鳥取、松江など
 37℃ 東京、富山、福井、奈良、岡山、福岡、熊本など

 関東甲信や東海、西日本の内陸は、あす3日(水)も気温の高い状態が続く見込み。寝不足に陥りやすい気象条件のため、体調管理に十分気を付ける必要がある。

<3日(水)の予想最高気温>
 40℃ 熊谷(埼玉)
 39℃ 前橋、甲府
 38℃ さいたま、秩父(埼玉)、名古屋、岐阜、津など
 37℃ 東京、浜松(静岡)、京都、岡山、高松、日田(大分)など

降れば強雨

 東日本の内陸は猛暑だけでなく、2日(火)午後は急な天気変化にも注意が必要だ。関東北部を中心に、昼過ぎから今夜はじめごろかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがある。落雷による停電、竜巻などの激しい突風、道路の冠水などに注意が必要だ。東日本の内陸は、あす3日(水)も高温と天気の急変に注意を要する。

 また、北日本は低気圧や前線の影響で、これから3日(水)にかけて断続的に雨で、東北の日本海側を中心に局地的に大雨となる見込み。北陸も3日(水)は雨の降る地点が増え、夜遅くから4日(木)午前にかけて雨の強まる所がありそうだ。東日本の太平洋側や近畿なども、4日(木)午後はにわか雨や雷雨が起こりやすいので、空模様の変化に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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