「経済再生、沖縄良く」 佐喜真氏の選挙母体発足 沖縄県知事選

 8月25日告示、9月11日投開票の沖縄県知事選で、自民党からの出馬を予定している新人の佐喜真淳氏(57)の選挙母体「経済・危機突破県民の会」の設立総会が1日、那覇市内であった。「経済、生活再生のため佐喜真知事を誕生させ、笑顔で明るい沖縄の未来をつくろう」と県政奪還に向け気勢を上げた。

 佐喜真氏はあいさつで新型コロナウイルスの感染拡大などを受けた経済の回復や基地問題の解決、強い沖縄経済の構築に取り組むとし「必ずこの沖縄をよくするとの覚悟を持って戦う」と強調した。

 同会は各種団体や自民党県連、保守系首長などで構成する。会長には松本哲治浦添市長が就き、選対本部長も務める。総会では会長代行の中川京貴自民県連会長や石嶺伝一郎日本商工連盟那覇地区代表世話人のほか、金城勉公明党県本代表らがあいさつした。菅義偉前首相も激励に訪れた。

 佐喜真氏は総会後の記者団の取材に対して「経済界や各種団体と共に、県政奪還に取り組む決意を新たにした」と述べた。

(’22知事選取材班)

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