医者や息子などになりすまし、新潟市西区の家庭から現金420万円を騙し取った住所不定で無職の男性を特殊詐欺の容疑で逮捕

新潟西警察署

新潟西警察署と組織犯罪対策課は2日12時12分、住所不定で無職の男性(20歳)を、特殊詐欺の容疑で逮捕した。

男性は氏名不詳者らと共謀し7月15日13時ころ、新潟市西区の家庭に電話をかけた。電話に出た70歳代の女性に対し、医者や息子などになりすまして「緊急外来を受診し、喉に腫瘍があるので応急処置で膿を取り除いた。病院で財布をなくし、仕事で使うキャッシュカードが抜き取られたが、今日中に仕事でお金が必要になった。出来るだけ多くのお金を貸してくれ。お金は知人の息子が取りに行く」などと嘘の話をした。

そして同日16時ころから17時ころの間に、今回逮捕された男性が被害者宅を訪れて、現金420万円を受け取り、だまし取った。

新潟西警察署によると、逮捕された男性は、「身に覚えがない」と容疑を否認している。今後、犯行の証拠や共謀者などについて捜査を進めていく。

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