重症化リスクなどの情報を自動的に判別・振り分け 新型コロナ療養者支援センターを新設 保健所の負担軽減へ

感染者が増え続け、保健所では情報の管理が追いつかなくなっているのが現状です。そこで静岡県は、これまで保健所ごとに行っていた情報の管理を集約し、一元化する新システムを導入しました。

三島市の県総合健康センターに8月2日、設置された「新型コロナ療養者支援センター」です。各地の医療機関から提出された発生届を新しく導入したシステムで集約します。

新しいシステムでは、年齢や重症化リスクなど患者の情報を自動的に判別し振り分けることができます。さらに手書きの情報も自動で変換されることから入力の手間が軽減されました。また、65歳未満の無症状者や軽症者には、携帯電話のショートメールを送ることにしました。

電話での聞き取り調査は重症化のリスクが高い人を優先し、重点的に支援することができるようになりました。

<静岡県健康福祉部 鈴木宏幸感染症対策担当部長>

「全体のデータが集まるので、今後分析をしやすくなる。その分析に基づいて県民に情報発信をしていく手段としても使えるのかなと考えている」

新しい新型コロナ療養者支援センターは70人で運用し、自宅療養中の人からの問い合わせも24時間受け付けます。

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