Insta360、AI搭載4Kウェブカメラ「Insta360 Link」発売

Insta360 Japan株式会社は、AIを搭載した4Kウェブカメラ「Insta360 Link」(以下:Link)を発売した。希望小売価格は税込45,800円。

Linkは、4K解像度と1/2インチセンサーを搭載し、あらゆる照明条件下でもリアルな画質、ディテール、広いダイナミックレンジを実現。3軸ジンバルと内蔵AIアルゴリズムにより、常にユーザーをフレーム内に保ち、ジェスチャー制御にも対応。また、デスクビューなどの多用途なモードを備えている。Insta360の創設者であるJK Liu氏は次のようにコメントしている。

Liu氏:Linkの開発は、人々が日常をよりよく記録、共有するのを応援するというInsta360のミッションに向けた自然な進化でした。パンデミックにより、私たちは以前よりも家でリモートワークする機会が多くなりました。そしてInsta360は、AI画像処理の専門知識で人々が家でより良く仕事をするのを助ける事に機会を見出しました。

Linkの超高精度AI追跡アルゴリズムとプレミアムなイメージングハードウェアにより、リモートでのコミュニケーションをこれまでになく直感的にします。

Linkは、4K Ultra HD解像度を30fpsで提供し、どんな場所にいても詳細までを捉え、よりリアルに近いオンライン上でのコミュニケーションを実現させるという。また、Link Controllerソフトウェアを使用すれば、解像度とフレームレートを選択できるほか、明るさ、露出、ホワイトバランスなどのカスタマイズも可能だ。

センサーは1/2インチ。センサーサイズが大きいため、詳細までを捉え、ダイナミックレンジを拡張させ、低照度機能が強化されたとしている。HDRモードを使用することで画像のハイライトとシャドウのバランスを改善し、近くの窓やその他の光源によって背景が白飛びするのを防ぐ。また、True Focusのおかげで、ぼやけたショットを回避できるとしている。Linkは、PDAF(Phase Detection Auto Focus)と自動露出テクノロジーを使用して、ほぼ瞬時に焦点を合わせる。Insta360のグローバルマーケティング責任者Max Richter氏は次のようにコメントしている。

Richter氏:Linkは、ソフトウェアも優れています。Insta360は、2020年以来360°カメラ向けのAI画像処理技術の開発におけるパイオニアであり、Linkを通して、幅広い層のユーザー様に、Insta360の専門技術を届けたいと思っています。

LinkのAI技術搭載により、ジンバルレンズはAI追跡を使用してユーザーの動きを追跡し、常に中央に保つ。自動フレーミングとズームにより、通話中手動で調整する手間を省くという。

Linkを離れた場所から調整したい場合、ジェスチャーで制御が可能。クリックは不要で、簡単な手のジェスチャーを使用してユーザーはAI追跡を有効にしたり、ズームインまたはズームアウトしたり、他のカメラモードを有効にすることができる。

Linkのソフトウェアでは、デスクビューモードも有効にできるため、ユーザーは顔と卓上をすばやく切り替え可能。ソフトウェアアルゴリズムにより視点が平準化され、ドキュメントが見やすくなり、ビデオ通話中のプレゼンテーションや数学の問題を解くのにも最適だとしている。

Linkはオンラインでコミュニケーションする際にユーザーにとって便利な以下の特殊なモードを搭載している。

通話が終了し、非アクティブ状態が10秒続くとプライバシー保護のためにレンズが自動的に下向きになるほか、不要なノイズを妨げるデュアルノイズキャンセリングマイクから、内蔵のスクリーンクリップと1/4インチマウントによる簡単なマウントまで、Linkは日常の仕事や生活にシームレスにフィットするように設計されている。

ビデオ通話の場合、Zoom、Microsoft Teams、Skype、Google Meet、およびその他のさまざまなプラットフォームとmacOSとWindowsの両方で互換性がある。ウェブカメラ、再利用可能なホワイトボード認識マーカー4つ、USB-Cケーブル、USB-C-Aアダプターが同梱されている。主な仕様は以下の通り。

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