ツインズがブルペン補強 オリオールズから球宴右腕・ロペスを獲得

日本時間8月3日、ツインズはオリオールズのクローザー、ホルヘ・ロペス(プラス金銭)を獲得したことを発表した。ツインズがオリオールズへ放出したのはイェニアー・カノー、ケイド・ポビッチ、フアン・ロハス、フアン・ヌニェスの4選手。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではポビッチのみトップ30にランクイン(22位)していた。なお、ロペスがフリーエージェントになるのは2024年シーズン終了後のため、ツインズはあと2年半保有できる。

29歳のロペスはプエルトリコ出身の右腕。先発投手としては大成できず、昨季までの通算防御率は6点台だったが、リリーフに完全転向した今季は飛躍を遂げ、ここまで44試合に登板して48回1/3を投げ、4勝6敗19セーブ、防御率1.68、54奪三振の好成績を残している。オリオールズの意外な躍進を支えた立役者の1人でもあり、チームを代表してオールスター・ゲームにも選出された。ツインズは地区首位に立っているものの、確固たるクローザーが不在の状況だったため、ロペスは移籍後も引き続きクローザーを務めることになるだろう。

意外な快進撃を見せているオリオールズは、チーム再建のプランを変えることなく、前日にはチームの精神的支柱だったトレイ・マンシーニをアストロズへ放出。それに続いてオールスター・ゲーム初選出を果たしたばかりのクローザー、ロペスも手放すことになった。今季ブレイクしたロペスの対価としてカノー、ポビッチ、ロハス、ヌニェスの若手4投手を獲得。このうち、22歳のポビッチは昨年のドラフト3巡目で指名された選手であり、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでは22位という評価を受けていた。

28歳のカノーは今年5月にメジャーデビューしており、今季ここまで10試合に登板して1勝0敗、防御率9.22を記録。21歳のヌニェスと18歳のロハスはまだルーキー級でプレーしている選手である。

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