ブルージェイズがブルペン補強に動く 元日本ハムのバースらを獲得

日本時間8月3日、ブルージェイズがマーリンズとのトレードでブルペン補強に動いた。メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者が関係者から得た情報によると、ブルージェイズは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで4位(全体82位)のジョーダン・グロシャンズを放出し、マーリンズからアンソニー・バースとザック・ポップの両右腕を獲得する見込みだという。まだ両チームからの公式発表は行われていない。

34歳のバースは2016年に日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズでプレー経験があり、2020年にはブルージェイズでプレーしていたため、2年ぶりの古巣復帰ということになる。今季はここまで45試合に登板して44回2/3を投げ、2勝3敗、16ホールド、防御率1.41、45奪三振の好成績をマーク。奪三振率、与四球率、被本塁打率はいずれも昨季から向上しており、マーリンズのセットアッパーとして安定した活躍を見せていた。

25歳のポップは2014年のドラフト23巡目でブルージェイズに指名されたものの、契約せず、2017年のドラフト7巡目指名でドジャースに入団。オリオールズへトレードされたあと、ルール5ドラフトでダイヤモンドバックスから指名を受け、直後にマーリンズへトレードされ、2021年にメジャーデビューを果たして50試合に登板した。今季はここまで18試合に登板して20イニングを投げ、2勝0敗、1ホールド、防御率3.60、14奪三振をマークしている。

22歳のグロシャンズは2018年ドラフト1巡目(全体12位)指名でブルージェイズに入団。プロ5年目の今季は初めてAAA級でプレーしているが、ここまで67試合に出場して打率.250、1本塁打、24打点、OPS.644と苦戦している。ブルージェイズはグロシャンズのトレード・バリューが残っているうちにトレードの駒として活用する道を選択したようだ。

【追記】トレードが公式発表され、ブルージェイズはバース、ポップの両右腕に加えて後日指名選手1名を獲得することになった。

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