コロナ飲み会離れ。ポストコロナも「飲み会断る」8割。ワークライフバランス重視に

 コロナ禍で飲み会離れが進んでいる。感染予防対策として多くの企業でテレワークの実施が行われたが、その過程で多くの人達が「無駄な会議」や「無駄な飲み会」が多かったことに気づいたといくつかのリサーチで回答している。実際にテレワークや自粛生活を経験したことで、人々の意識はワークライフバランスを重視するものに変わってきているようだ。

 7月27日、BIGLOBEが「コロナが収束した後の行動に関する意識調査」の結果レポートを公表している(調査対象:全国の18歳以上~50代までの男女1000人、調査日:2022年6月30日~7月1日、方法:インターネット調査)。これによれば、「コロナを理由に飲み会などを断ったことがある者」の約8割が「今後も誘いを断る」と回答している。「コロナ禍を理由に飲み会や社内イベントを断った経験」について聞いた結果では、44.4%が「ある」と回答している。年代別では、25~29歳では38.9%が、一方50代では51.7%と半数を超え「ある」と回答しており、年代が上になるに従い「断った経験あり」の割合が増加している。

 「今後出社が増えた場合、起こりそうだと思うこと」を聞いた結果では、21.0%が「飲み会や社内イベントの増加」と答えており、今後「飲み会や社内イベントの増加」を見込んでいる者も少なくないようだ。しかし、これまでに「断ったことがある」と答えた者に、「今後も飲み会や社内イベントを断るか」と聞いた結果、断ると「思う」40.9%、「やや思う」38.4%で、両者を合計すると79.3%となり、約8割が今後も「飲み会や社内イベントを断る」と回答している。

 「コロナ禍を機に、これからの仕事についての考え方に変化があったか」と聞いた結果では、「あった」が9.0%、「ややあった」17.8%となっており、両者を合わせると26.8%に変化があったようだ。「変化があった」と答えた者に「どのような意識の変化があったか」と質問した結果では、「ワークライフバランス」を「重視するようになった」、「やや重視するようになった」の合計は88.6%で最多となっている。在宅勤務や自粛生活の中でワークライフバランス重視に意識がシフトし会社の飲み会離れが進んでいるようだ。(編集担当:久保田雄城)

BIGLOBEが「コロナが収束した後の行動に関する意識調査」。「コロナ禍を理由に飲み会や社内イベントを断った経験」44.4%。うち約8割が「今後も断る」と回答。「ワークライフバランスを重視」約9割。

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