夏野菜「ピーマン」のダイエットレシピ!代謝お助け&美肌栄養素もたっぷり

ダイエットに嬉しいピーマンの注目成分は?

苦手な野菜ランキング上位によくランクインするピーマン。大人になった今でもあの独特な苦味が苦手、という方も多いかもしれませんね。ですが、ピーマンには夏の健康維持やダイエットに欠かせない栄養素を多く含んでいるのをご存知でしょうか。その中から注目成分をピックアップしてご紹介します。

(1)代謝を上げる「ピラジン」

ピーマン特有の青臭さはピラジンという香り成分によるもの。ピラジンには血流をよくする働きがあり、むくみのもとになる老廃物が体内に溜まるのを防ぐので、代謝アップも期待できます。冷房による身体の冷えを防いでくれるのも嬉しいですね。

(2)「β-カロテン」が夏風邪を予防

緑黄色野菜であるピーマンにはβ-カロテンが豊富です。β-カロテンは抗酸化力が強く、体内の活性酸素を除去する働きがあります。また、体内でビタミンAが不足したときだけビタミンAに変換され、皮膚などの粘膜を強くし、免疫力を高めてくれます。空調による乾燥で粘膜がダメージを受けやすい夏は特に不足しないように気を付けましょう。

(3)紫外線から肌を守る「ビタミンC」

夏は紫外線をたくさん浴びて肌細胞が傷みがち。ピーマンに豊富なビタミンCはメラニンの生成を抑制したり、コラーゲンの合成を助けるなど、紫外線ダメージから肌を守ります。その他にもストレスへの抵抗力を高めたり、鉄の吸収をよくするなど、様々な働きを持ちます。

ピーマンとパプリカ、色によって違いはあるの?

ピーマンとパプリカは別物ですが、どちらもトウガラシを品種改良したもの。ピーマンは苦味を、パプリカは甘味を楽しむことができます。どちらも完熟するにつれて緑→黄→赤へと色が変化します。味や栄養価がそれぞれ違うので、料理によって使い分けると良いですね。

● ピーマン

未熟な状態で収穫したもの。緑色で小さく、苦味が強い。

● カラーピーマン

ピーマンを完熟した状態で収穫したもの。黄、オレンジ、赤など色は様々で苦味が少なく食べやすい。ピーマンよりもβ-カロテンとビタミンCが豊富。

● パプリカ

大きくて肉厚。甘味が強いので生でも美味しく食べられます。

【300kcal以下】夏野菜ピーマンのダイエットレシピ3選

ピーマンは油との相性がよく、さっと炒めたりお肉やチーズなどと一緒に調理するのがおすすめ。β-カロテンなどの脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ると吸収率がアップします。また、加熱すると甘みが増すので一段と食べやすくなりますよ。

【1】鶏むね肉のチンジャオロース

(1人前)エネルギー206kcal 塩分3.0g

中華料理の定番をヘルシーにアレンジ♪
鶏むね肉は酒と片栗粉でしっとりジューシーに仕上げます。

◆材料(2人前)

  • 鶏むね肉(皮なし)……150g
  • 料理酒……小さじ1
  • 濃口醤油……小さじ1
  • 片栗粉……大さじ1
  • ピーマン……3個
  • 赤パプリカ……1/2個
  • たけのこ水煮(細切り)……100g
  • 生姜……5g
  • ごま油……大さじ1
  • オイスターソース……大さじ1
  • 塩……小さじ1/2
  • 砂糖……小さじ1

◆作り方

  • 1.鶏むね肉はそぐように7mm幅に切り、さらに細切りにする。ボウルに入れ、酒と醤油で下味をつけ、片栗粉をまぶす。
  • 2.ピーマンとパプリカはヘタと種を取り除き、細切りにする。生姜はみじん切りにする。たけのこは水でさっと洗い水気を切る。
  • 3.フライパンにごま油を熱し、生姜を炒める。香りが立ったら鶏肉を入れ、肉の色が変わるまで中火で炒める。
  • 4.ピーマン、パプリカ、たけのこを加えて油が馴染むまで炒め、砂糖、塩、オイスターソースを加えてさっと炒め合わせる。

【2】ピーマンとツナのカレーチーズ焼き

(1個)エネルギー68kcal 塩分0.5g

オーブントースターで簡単! おかずにもおつまみにもなる便利な一品です。
カラーピーマンを使えば見た目も華やかに♪

◆材料(2~3人前)

  • カラーピーマン……3個
  • ツナ水煮缶……1缶(70g)
  • 玉ねぎ……1/4個
  • コーン缶……大さじ2
  • ピザ用チーズ……45g
  • 乾燥パセリ……お好みで
  • 【A】マヨネーズ……大さじ1と1/2
  • 【A】カレー粉……小さじ1
  • 【A】塩……ふたつまみ
  • 【A】ブラックペッパー……少々

◆作り方

  • 1.ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を取り除いておく。玉ねぎはみじん切りにする。
  • 2.汁気を切ったツナ、玉ねぎ、コーン、【A】の調味料をボウルに入れ、混ぜ合わせる。
  • 3.ピーマンに(2)のタネを詰め、天板に並べる。
  • 4.チーズをのせ、オーブントースターでピーマンに火が通るまで8分程焼く。お好みで乾燥パセリをトッピングする。

【3】ピーマンとエリンギの塩昆布バター

(1人前)エネルギー111kcal 塩分1.5g

ピーマンを使った無限副菜♪
大量消費したいときにおすすめです。

◆材料(2人前)

  • ピーマン……5個
  • エリンギ……100g
  • レモン汁……小さじ1/2
  • 塩昆布……15g
  • 有塩バター……10g
  • サラダ油……大さじ1/2
  • 白いりごま……小さじ1

◆作り方

  • 1.ピーマンはヘタと種を取り除き、斜め千切りにする。エリンギは長さを半分に切ってから短冊切りにする。
  • 2.フライパンにサラダ油を熱し、ピーマンとエリンギを炒める。ピーマンがしんなりしてきたら、レモン汁、塩昆布、バターを加えて炒め合わせる。
  • 3.バターが溶けたら火を止め、器に盛り、白ごまを散らす。

まとめ

ピーマンは紫外線が強く代謝も下がりがちな夏にぜひ食べておきたい野菜のひとつ。色や種類によって味や栄養価が違うので、自分好みのものを選んでピーマン料理を楽しみましょう!

© 株式会社大新社