参政党・神谷宗幣議員が初登院 タブーに切り込む「僕たちには裏に何もない」

臨時国会が3日、召集され、7月の参院選で初当選した議員が初登院した。全国比例で当選した参政党の神谷宗幣議員(44)は、議員会館から徒歩で国会へ。神谷氏の国政第一歩を見守ろうと、国会正門に集まった約20人の支持者から熱い祝福を受けた。

結成2年で国政政党に。直近の通信社などの世論調査で、参政党は政党別支持率で社民党やれいわ新選組を超える。「(投票した)176万人の思いが乗っている。期待度が高い。まだ(国会が)始まっていないのに。プレッシャーです…」と、重圧を感じながらも「恐れないということ。批判を恐れず、言うべきことはちゃんと言う」と議員としての決意を語った。

神谷氏は、参政党の支持が広がっていることについて「簡単に言えばタブーに切り込む…じゃないですけど、教育にしても、元を正せばGHQの占領政策がある。食に関しても、日本は条件的に不利、押しつけられている。そういったことを自民党はタブー視している。分かってはいるんだけど、言えなかったんじゃないか」と熱弁。その上で「僕たちは裏に何もないから、忖度(そんたく)も必要ないので、聞きたいことが聞ける、言いたいことが言える。そこは国民に響いたと思う。『そういうことを聞いて欲しかった』という思いがシンクロし、参政党に共感してもらったと思っている」と分析した。

喫緊の課題はコロナだとし「陽性と感染は違う。陽性者が増えたからと言ってあおり立てると、2次被害が生まれる。実際にPCRさえ受けられなかったりだとか、病院でまともに診察を受けられない。症状が重い人だけ行けばいいんだけど、みんなが心配して行っちゃうんで」と主張する。

「そのへんのところを公開して、整理して。みなさん求めているんじゃないかと思う。質問する機会はなかなかないと思うんだけど、質問趣意書などを出して働きかけていきたい」と述べた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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