さだまさしが「舞いあがれ!」の語りを担当。「僕の故郷、長崎の五島列島が大好き! 毎朝精いっぱい応援しようと思います」

さだまさしが、NHK総合ほかで10月3日にスタートする連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜午前8:00ほか)の語りを担当することが分かった。

福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説107作目となる本作の舞台は、1990年代から現在。岩倉舞(福原)が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。20年に同局の「心の傷を癒(いや)すということ」で、第46回放送文化基金賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞を受賞した桑原亮子氏によるオリジナル作品となっている。作品には、福原のほか、高橋克典、永作博美、横山裕(関ジャニ∞)、赤楚衛二、山下美月(乃木坂46)、高畑淳子らが出演する。

さだは「僕の故郷、長崎の五島列島がこのたびの朝ドラ『舞いあがれ!』の主人公・舞ちゃんの大切な『おばあちゃんの故郷』なのです。僕も五島が大好きです。美しい海、温かな人々、おいしい食べ物、潜伏キリシタン史跡の数々。毎朝たくさんの人々が楽しみにお待ちくださる朝ドラのナレーションはとても大切です。僕には大役ですが精いっぱい務めさせていただきます。故郷がご縁となってつなげていただいたこのドラマ。1人の少女が夢に向かって『舞いあがる』姿を見守り、支えるように、毎朝精いっぱい応援しようと思います」と意欲を燃やしている。

また、さだの起用について、制作統括の熊野律時氏は「ヒロイン・舞の物語を、優しい声とユーモラスな語り口で包み込んでくれるのは、誰だろうと考えた時に浮かんできたのが、さだまさしさんでした。長崎出身で五島の歌も作曲されていて、ばらもん凧もご存じとのことで、これ以上ぴったりの方はいないと思い、語りをお願いすることにしました」とその理由を明かし、「さだまさしさんの声が、『舞いあがれ!』に吹く柔らかな風になってくれると思います」と期待している。

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