がんステージ「4」増加、検診控え影響か 食道・胃がん顕著

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 新型コロナウイルスの流行が本格化した2020年に秋田県内で、最も進行した状態を表すステージ「4」の食道・胃がんと診断された件数が前年までの4年平均と比べ7.2%増加していたことが、秋田大大学院医学系研究科と県総合保健事業団の研究グループによる調査で分かった。がん検診の受診控えなど、感染拡大の影響による診断遅れが響いているとみられる。

 県内のがん症例の8割以上をカバーし、11のがん診療拠点病院からの登録データを蓄積、管理する「県院内がん登録」の情報を活用。新型コロナ前の16~19年の平均と、20年の診断件数を比較した。

 食道・胃がんの比較結果では、総数が11.0%減少した一方、ステージ別でみると「4」が7.2%増えていたことが分かった。「0と1」は13.0%、「2と3」は26.2%減っていた。大腸がんは総数が2.0%減少。「0と1」が5.3%減、「4」が2.5%減となり、「2と3」は4.0%増だった。