気象庁は、山形県や新潟県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
山形県
長井市付近 約110ミリ(午後6時40分)
小国町北部付近 約100ミリ(午後6時40分)
長井市付近 120ミリ以上(午後6時50分)
飯豊町付近 約100ミリ(午後7時00分)
新潟県
村上市朝日南東部付近 約100ミリ(午後6時50分)
東北を南下中の前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、山形県や新潟県は大気の状態が非常に不安定となっている。
午後6時29分には、「線状降水帯」による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、顕著な大雨に関する気象情報が発表された。今夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。
■記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。