【夏の甲子園】選手宣誓を引き当てた横浜・玉城主将「一生に一度の機会」

組み合わせ抽選会で選手宣誓に決まった横浜の玉城陽希主将(手前)=3日午後、大阪市(代表撮影)

 横浜が夏の甲子園で選手宣誓の大役を担うのは、春夏連覇を達成した1998年以来。立候補した14人の主将による抽選の末、当選くじを引き当てた玉城陽希主将は「びっくりした。一生に一度の機会。誰もが目指している舞台で宣誓できる」と笑顔を見せた。

 2年連続の甲子園出場を決めた時から、運命めいたものを感じていたという。24年前に選手宣誓した小山良男さん(元中日)は中本牧シニアの先輩で、ポジションも同じキャッチャー。「あこがれの先輩。抽選会があると聞いたときに立候補しようと決めていた」と明かす。

 新型コロナウイルス禍でさまざまな制限を強いられた世代だ。「見えない敵の中で野球に打ちこんできた。厳しい状況を乗り越えて甲子園に立てる喜びを感じながら、堂々と宣誓したい」。周囲への感謝の思いを、聖地の夏空に響かせる。

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