人気ユーチューバーの「はじめしゃちょー」の仲間たちが、あるキャラクターの認知度調査を行いました。静岡県にとって、この結果いかんでは、今後の広報戦略を左右しかねない?という重要なものなんです。
8月3日、静岡県庁を訪れたのは、人気ユーチューバー「はじめしゃちょー」の仲間の「たなっち」さんや「やふへゐ先生」さんなど5人。チャンネル登録者数がなんと210万人もいるという人気YouTubeチャンネル『はじめしゃちょーの畑』で、静岡県内を中心に活動しています。
そんな5人に、静岡県の広聴広報課からある依頼が舞い込みました。それが…
静岡県の広報担当者
「今回の依頼内容ですが、ふじっぴーの認知度調査をしていただきたいと思います」
ふじっぴー???
『はじめしゃちょーの畑』では、「畑にお任せあれ」という企画で、静岡県内の困っている人を募集し、お助けする活動をしていますが、今回、静岡県のイメージキャラクター「ふじっぴー」の認知度を調べてほしいという依頼が来たのです。
「ふじっぴー」とは、2003年に静岡県で行われた「NEW!!わかふじ国体」のマスコットとして誕生したキャラクター。大会終了後には、静岡県のイメージキャラクターへと“昇格”しました。
静岡自慢の富士山をモチーフに、体の青は駿河湾、おしりがプリっと跳ね上がっているのは、静岡県の頭文字「し」をかたどっています。
なぜ、いまさら、「ふじっぴー」の認知度調査など行うのか。広報の担当者には、こんな悩みがありました。
「そもそも、ふじっぴーのことを知っている人がどれだけいるのか、心配になりまして…」
“この世”に誕生して早18年。これまで、静岡の顔として
がんばってきた愛されキャラにとって、身内からまさかの不安の声。いったいどんな結果が出るのか?
依頼を受けた5人。さっそく、JR静岡駅の街頭に立ち、
住みます芸人のさこリッチさんと一緒に調査を始めました。すると…
Qこのキャラクターの名前は?
「せーの」
「ふじっぴー」
さすがは「ふじっぴー」。知名度抜群、と思いきや…
「フジオ君」
「フジマル君」
まさかの回答に、不安が募ります。
およそ2時間で、200人への聞き込みをしたメンバー。その結果は…200人中90人が「知っている」と答えました。その認知度、45%。う~ん、ちょっとビミョー。
さこリッチさん
「ご年配の方とかは、(ふじっぴーの)形も、見たことあるか、ないかぐらいの方もいた」
やふへゐ先生さん
「若い世代の方が知ってくれていた」
やふへゐ先生、ナイスフォローです。
今回の企画、人気のユーチューブチャンネルと「ふじっぴー」がコラボすることで、その人気にあやかろうという狙いもありました。
静岡県広聴広報課の岸本浩希さんは「『はじめしゃちょーの畑』のチャンネル登録している人が静岡県内外にいるので、ぶじっぴーの認知度をさらに広めて、静岡県の情報発信につなげたい」と期待を寄せます。
一方、「またぞう」さんも「ふじっぴーに負けないようにチャンネルの認知度を高めていきたい」。
この結果が、吉と出るか、否か。がんばれ!負けるな!ふじっぴー。