8月3日、富士山頂まで登山した70歳の男性が体力の低下で歩行困難となり、消防と警察に救助されました。富士山では同日、24歳の男性が高山病の症状で救助されたばかりでした。
3日午後5時45分ごろ、一人で富士登山に来ていた男性から「下山途中に体力の消耗から動けなくなった」と警察に通報がありました。
警察によりますと、男性は愛媛県に住む70歳の薬剤師で
6合目の富士山宝永第一火口付近で歩行困難になったということです。
消防と警察の山岳遭難救助隊が救助に向かい、男性を担架に乗せて、午後10時ごろ、富士宮口五合目まで下山させました。警察では男性に体力が回復してから帰宅するように伝えたということです。
富士山では、7月10日の静岡県側の山開き以降、25日間で15件の“山岳遭難”救助が行われていることから、警察は、単独での登山や弾丸登山ではなく、計画的な登山をするよう呼びかけています。(件数は静岡県警発表)