【DeNA】オースティン、今季初安打 反撃へ役者そろう

横浜DeNAのタイラー・オースティン(資料写真)

◆横浜DeNA6-5広島

 5─5の延長十一回1死満塁。宮崎が3球目の直球を右前にはじき返すと、スタジアムが歓喜に沸いた。4時間10分の死闘に決着を付け、今季4度目のサヨナラ勝ち。背番号51は「最高の気分。みんながヒーロー。全員で勝ち取った」とお立ち台で表情を崩した。

 後半戦の反撃に向けて役者もそろってきた。前夜に登録されたオースティンが2試合目で今季初安打をマーク。六回1死二塁の好機に代打で登場すると、一岡に3球で追い込まれながらも粘り、6球目の直球をセンター前にはじき返した。

 三浦監督が81球で先発浜口を降板させて打った勝負手に、責任感の強いスラッガーは燃えていたという。「監督にチャンスをいただき、感謝している。シーズン前半はチームに全く貢献できていなかったので、貢献することができて良かった」と振り返った。

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