お盆を控え、栃木県那須塩原市関谷の花卉(かき)農園「花園 までい」でトルコギキョウの収穫が最盛期を迎えている。
同園では淡いピンクが美しい「セレブクイーン」や白い「レイナホワイト」など約25品種をビニールハウスで栽培。東京電力福島第1原発事故で福島県飯舘村から県内に避難してきた代表の北原彰(きたはらあきら)さん(65)は。同村で生産していた花を広めようと、2013年4月に開園した。
3日は早朝から夕方まで収穫作業が続き、約1500本を摘み取った。仏花として使われるためお盆前は特に需要が多く、この時季は約1万本を都内に出荷するという。
北原さんは「豊かな色合いが自慢の花。お盆を機会にぜひ手に取ってみてほしい」と話している。