駐日米大使が4年ぶり参列へ 9日、長崎の平和祈念式典

 在日米大使館は3日、ラーム・エマニュエル駐日大使が9日の「長崎原爆の日」の平和祈念式典に参列すると発表した。大使出席は、2019年7月のハガティ前大使離任後、空席となっていた関係で、18年以来4年ぶりとなる。
 オバマ政権で大統領首席補佐官を務めたエマニュエル氏の被爆地長崎訪問は3月の正式着任後初めて。同月に岸田文雄首相と被爆地広島を訪れ「私の旅路は長崎に行かないと終わらない」と長崎訪問に意欲を示していた。6日の「広島原爆の日」の平和記念式典にも参列する。
 参列に当たり「歴史から学び、第2次世界大戦で亡くなった全ての人を追悼することは、私たち一人一人に課せられた義務。この地域や世界各地で、日米の共通理念である平和の前進に向け、日本と協力していくことを願う」とのコメントを出した。


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