新会長はベンチャー出身!?北海道観光振興機構 小金澤健司会長 けいナビ「聞きたい人言(ヒトコト)」

今回紹介するのは、北海道観光振興機構の小金澤健司会長。歴代の会長とは少し違う経歴を持つトップが目指すのは、改革だ。

小金澤さんの本職は、コールセンターを運営するアイティ・コミュニケーションズの会長。出身は名古屋。マーケティングの仕事を経て、2000年に札幌でアイティ・コミュニケーションズを設立した。それから22年、今では国内外に拠点を置き、1500人が正社員として働く北海道を代表するコールセンターに成長させた。

コールセンターと観光。一見関わりがなさそうだが…。小金澤会長は「最初のクライアントが航空業界だった。一番最初の業務の時から旅行業の免許を取得して、コールセンターを始めた」と話す。また、現在は北海道の食と観光を海外に売り込む会社の社長も務めている。

小金澤会長は「ベンチャー企業の私が何を期待されているかといったら、やはりフットワークの軽さ。今、改革するという時に、絶対に必要なのはスピードだと思っている」と話す。

会長となり1カ月。道内観光をコロナ前の状態にする目標を掲げ、外国人の入国制限の撤廃を国に求めた。今必要なのは、旅行需要を呼び起こす強力な仕掛けだと言う。小金澤会長は「ワインツーリズムの可能性は昔から言われているが、実は15年くらい前は、北海道のワイナリーは9軒くらいだった。それが今、53軒ある。北海道には日本酒の酒蔵もある。53のワイナリーに日本酒の酒蔵を加えて、日本酒も入れたワインツーリズムを北海道は実現できる」と話す。

医療、検査、リハビリにゴルフ、トレッキング、サウナといったアクティブな要素を組み合わせたケアツーリズムも提唱。この需要を掘り起こして海外に発信することも役目だと話す。

インバウンドについては「本業でベトナムに進出して9年になる。一番ベトナムの人が喜ぶのは北海道の春とか秋。春に桜が咲いていて、その横に雪がある。秋は圧倒的な紅葉。そういう春や秋をしっかりとプロモーションすることで、新しい需要が生まれると思っている」と話す。

コロナ禍の苦境から北海道観光復活へ。異色の新会長の手腕が問われる。
(2022年8月6日放送 テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)

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