【材料すべて100均】『おにやんま君』風の虫除けを自作!子供でも簡単な作り方をご紹介♪

こんにちは!キャンプがニガテなファミリーキャンパー、えいみーです。近年キャンパーの間で大人気となっている、ちょっと変わった虫除けグッズ『おにやんま君』をご存知でしょうか。いっとき在庫切れで入手困難になった時期もあり、子供と一緒に『おにやんま君』っぽい虫除けを自作してみたところ、この体験がめちゃくちゃ楽しかったんです♪ そこで今回は、夏休みの工作やグルキャンでのイベントにもおすすめな、子供でも簡単に作れる『おにやんま君』風の虫除けの作り方を詳しくご紹介していきます♪

近年キャンパーに大人気!『おにやんま君』は新しい概念の虫除けグッズ

『おにやんま君』は、近年、キャンパーの間で大人気の虫除けグッズです。

筆者撮影 キャンプ仲間の友人が2匹、筆者が2匹、『おにやんま君』の捕獲成功!

ただのトンボのフィギュアじゃないか、とあなどることなかれ

『おにやんま君』は、昆虫の「オニヤンマ」の特性を生かした、まったく新しい概念の虫除けなのです!

筆者撮影 初期のころのパッケージは、手作り感満載♪

『おにやんま君』の商品パッケージの中に入っていた説明書きには、以下のような記載があります。

世界初! 殺虫剤、忌避剤を 使用していない 虫除グッズ

オニヤンマの主食は虫。 虫の天敵はオニヤンマ。
だから虫が寄って来ない!!

蜂、アブ、ハエ、蛾、蚊 等の 虫除けに効果があります

理屈的には、トンボの中でも最大級クラスの肉食性の「オニヤンマ」を虫除けしたい場所に吊るしておけば、他の虫は捕食されるのが怖くて寄って来ないということらしいのです!

キャンプなどのアウトドアアクティビティで寄ってきてほしくない虫たち(蜂・アブ・ハエ・蛾・蚊など)はオニヤンマのエサになるので、『おにやんま君』がそばに居てくれたら寄ってくる虫が減るはず!ということで、アウトドア界隈で大人気の虫除けグッズなのです!

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この発想はなかった!!! 発想がおもしろくて大好き♪ (笑)

気になる『おにやんま君』の虫除け効果!キャンプで2年使ってみた筆者の感想

筆者撮影

「でも、こんなおもちゃみたいなトンボのフィギュアに、ほんとに虫除け効果があるの?」と気になっている人、めちゃくちゃ多いと思います!

筆者撮影

行くキャンプ場や季節によっても異なると思いますが、筆者は山の中の渓流沿いのキャンプ場で、タープに『おにやんま君』と自作の『おにやんま君もどき』を4匹吊るしてタープ下で過ごしていた時、アブが何度かUターンをして逃げていくのを目撃したことがあります。

筆者撮影

設置場所は、タープのように高い場所だけでなく、チェアやローテーブルなど、低い場所と分散させています。

筆者撮影

個人的には、蚊などの小さな虫にはあまり効果がないように感じ、アブや蜂のような大きめの虫は、あまり寄り付かなくなった印象があります。

筆者友人は、『おにやんま君』をスズメバチの巣に近づけて、スズメバチがオニヤンマとして認識するのか実験を行ったようです。実験の結果、『おにやんま君』がスズメバチから攻撃を受けていました

巣の近くということもあり、スズメバチは逃げずに攻撃をしていますが、『おにやんま君』はスズメバチが敵として認識するほどのリアルさがあるということではないでしょうか!

(※筆者友人は安全を確保した上で実験を行ったそうですが、危険なのでくれぐれもマネはしないでください)

年間20泊程度キャンプに行ったり、海遊びや川遊びを楽しんだりしている我が家ですが、『おにやんま君』を購入してから2年ほどの間、それなりの効果を感じる機会はあったと言えるでしょう。

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あくまで個人的な感想なので、参考程度に聞いてね! 気持ちの問題が大きいかもしれないから、個人差がありそう!(笑)

『おにやんま君』風の虫除けを自作するための道具&材料はすべて100均で入手可能!

最近では『おにやんま君』の品薄は解消されているので本家を購入するのもおすすめです。ただ、筆者が子供と一緒に『おにやんま君』っぽい虫除けを自作したところ、とても楽しい経験となりました!

そこでここからは、『おにやんま君』風の虫除けを自作するときに必要な道具と材料をご紹介していきます。

『おにやんま君』風の虫除けを自作するための道具はたったの3つだけ!

今回ご紹介する『おにやんま君』風の虫除けは、リアルさを追求するというより、子供が楽しく1人でも作れるように考えました。その結果、必要な道具はたったの3つだけに!

筆者撮影
  • 油性マジック(黒)
  • はさみ
  • 定規(13㎝あると◎)

ペンは、羽の模様を描いたりするので、細いものがおすすめです。

定規は最長13cmまで測れるものを用意してください。

すべて100均で入手できますし、この3つの道具であれば、すでにご家庭に1セットはありそうですよね!

『おにやんま君』風の虫除けを自作するための材料はすべて100均で入手可能!

材料についても、リアルに作ることに重きを置くのではなく、子供が親しみやすく、扱いやすいという観点でチョイスしました。

筆者撮影
  • 透明クリアファイル
  • 丸い割りばし(四角の場合は二つに割って使えばOK)
  • 黒い輪ゴム(ダイソーでは『モノクロゴムバンド』という商品名)
  • ビニールテープ黒
  • ビニールテープ黄色
  • クリアビーズ(10mmがベスト。8mmでも可)

『おにやんま君』風の虫除けを自作する上でいちばん難しかったのは、いかにしてボディに目と羽をつけるかでした。

筆者撮影

最初は写真右上のゴムテグスを使ってみたのですが、つるつると滑ってしまって結びづらく、子供には扱いが難しいと思いました。

また、写真右下の針金も使ってみましたが、ハサミで切ると、切った先がとがっていて危ないです。さらに、細かい針金のゴミが出るので、子供に扱わせるのには不向きと判断してボツにしました。

試行錯誤を繰り返し、最終的に行きついたのが、写真左のモノクロゴムバンド!箱の中には白・グレー・黒の輪ゴムが入っているのですが、黒の輪ゴムが想像以上に使えました!

なお、本家『おにやんま君』の目は10mmだったので、クリアビーズも10mmがベストです。ただ、もし10mmのクリアビーズが見つからなければ、8mmでもじゅうぶんそれっぽく作れます♪

色もオニヤンマの目っぽい色がなくても、なんとなく緑っぽかったり、青っぽかったりすればOK!

お好みで、ボールチェーン・カラビナ・安全ピンなどを用意すると、出来上がった『おにやんま君』風の虫除けを吊るしたり、帽子や洋服などに着けたりすることが出来ますよ。

筆者撮影

筆者はすべての材料をダイソーで入手しましたが、ダイソー以外の100均にも売っているアイテムばかりですね!

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1,000円以下で、『おにやんま君』っぽい虫除けのオブジェが何個も作れちゃう! 家族や友達と一緒に作ってみよう♪

『おにやんま君』風の虫除けを自作!簡単な作り方を4つの工程に分けて詳しく解説!

それでは、いよいよ実際に『おにやんま君』風の虫除けの作り方を詳しくご紹介していきます!

筆者が所持する本家『おにやんま君』と比較しつつ、作り方を大きく4つの工程に分けて詳しく解説していきますね!

『おにやんま君』風の虫除けの簡単な作り方・工程[1] 胴体を作る

まず、割りばしで胴体部分を作っていきましょう!

だいたい9cmぐらいのところにマジックでしるしをつけます。

筆者撮影

しるしのところにはさみを当て、割りばしをぐるぐる回して、すじをつけていきます。

筆者撮影

2周ぐらい回してすじがしっかりついてきたら、割りばしの両端を持って2つに割ります。

筆者撮影
筆者撮影

割りばしで作った胴体に、ビニールテープを巻いて、胴体を作っていきます。

筆者撮影

巻き方は自由ですが、筆者はまず、上の写真のようにビニールテープの上に割りばしを置き、次に下の写真のようにビニールテープを折り返して割りばしを包み込んでみました。

筆者撮影

これで『おにやんま君』風の虫除けの尻尾と頭に当たる部分が、すっぽり隠れます。

ここから、余った部分を胴体の厚みにすべく、ビニールテープをナナメに巻いていきます。

筆者撮影

しっぽの部分はなるべく細くして、頭に当たる部分は少し平べったくします。

筆者撮影

頭の部分には、のちに目を取り付けるための切り込みを入れたいので、さらにビニールテープを四角く巻いていき、厚みを出します。

筆者撮影

厚みが出たら、割りばしの左右1か所ずつ、はさみで切り込みを入れておきます。

筆者撮影 見えにくいですが、赤い○部分2か所に切り込みを入れます

続いて、胴体に黄色いシマシマ模様を作っていきます。

筆者撮影

ビニールテープがはさみにくっついてしまって、ちょっと切りづらいかもしれませんので、テープをあらかじめ何かで固定して切ると切りやすくてオススメです。

筆者撮影 はさみや隣のテープにくっつくので、少しストレス溜まります(汗)

10cmぐらいの長さの黄色いビニールテープを3か所切っていき、4本の細いテープを作ります。

筆者撮影

長めに切ってあるので、この細い1本をさらに半分に切ることで、胴体の黄色いシマシマ模様2本分になります。

筆者撮影

黒い胴体部分に、細い黄色いテープを等間隔で巻いていきます。

筆者撮影

これで胴体は完成です!

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いいね、いいね!!! 黒と黄色のシマシマだけでも、なんだかそれっぽく見える!!! ここまではカンタンだったね♪

『おにやんま君』風の虫除けの簡単な作り方・工程[2] 目を胴体に固定する

続いて目を作り、胴体に固定していきます。

筆者撮影

材料のご紹介で少し触れましたが、本家『おにやんま君』の目は、10㎜のビーズで出来ているようです。

写真真ん中のビーズが10mmなので、大きさ的にはぴったりですが、これはダイソーで購入したものではなく、筆者が手芸店で昔購入したものです。

いちばん下の8mmのビーズは、ダイソーで入手しました。もし10mmのビーズが見つからなければ8mmでも代用できます。

最初に黒い輪ゴムを半分に切り、ビーズを2個通して、目を作ります。

筆者撮影

黒いビニールテープを5cmぐらいに切っておき、このテープでビーズの目を固定していきます。

筆者撮影

テープで固定する際に、最初に胴体の頭部分に入れておいた2つの切り込みにゴムを引っかけておくと、テープがとめやすくなります。

最終的には、下の写真のように、輪ゴム部分が黒いビニールテープで胴体に固定できればOKです。

筆者撮影

目は割りばしで作った胴体の先っちょに、ちょこんと顔をのぞかせるようなイメージ。

筆者撮影

ビーズに通したゴムが抜けないよう、何回か黒いビニールテープをぐるぐる巻いて、しっかり固定しましょう。

筆者撮影

余った輪ゴムは、はさみで切って、胴体+目の完成です!

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輪ゴムは伸びるから、きつめに固定しておくと安心だよ♪ 目がつくと、ぐっとオニヤンマっぽくなってくるね~!!!

『おにやんま君』風の虫除けの簡単な作り方・工程[3] 羽を作る

さて、続いて、羽の制作に入りましょう!

透明クリアファイルを、羽の大きさ(13cm×4cm)の長方形に切り出します。どうせ羽型に切ってしまうので、定規で長さを計り、マジックで線を引いちゃってOKです!

筆者撮影

のちに胴体に固定するための切り込みを作りたいので、真ん中に1cm幅を持たせるために、左右から6cmのところにそれぞれしるしをつけておきます。

筆者撮影

上の写真のように、左端を0cmとしたとき、6cmと7cmのところにマジックでしるしをつけます。

次に、左右対称になるよう、黒いマジックで羽を描いていきます。

筆者撮影

この時、中央1cm幅の部分に切り込みを入れるため、ナナメに4か所線をしるしをつけておきます。

模様はあなたのセンスで描いてみてください!左右対称になっていれば、それっぽく見えるので大丈夫♪

筆者撮影

筆者は、本家『おにやんま君』を見ながら、それっぽくフリーハンドで描きました♪

本家を持っていない人は、販売ページを印刷するなどして見ながら描いたり、透明のクリアファイルなので、写して描いたりもできるかもですね!

羽の模様を書き終えたら、周りの余分な部分をはさみで切っていきます。

筆者撮影

最後に、先ほどマジックで描いておいたナナメの線に沿って、4か所切り込みを入れます。

筆者撮影 赤い○4か所が切り込み部分。中心に向かってナナメに入れてね!

中心に向かうよう、左右対称に長さもそろえて1cmぐらい切ってくださいね!

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はい、これで胴体+目、羽と、すべてのパーツが出来上がりました♪

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本家『おにやんま君』と並べても、なかなかの出来ばえ♪ いよいよ完成も間近!

『おにやんま君』風の虫除けの簡単な作り方・工程[4] 羽を胴体に固定する

最後の工程では、胴体に羽を固定していきます!

胴体・羽・黒い輪ゴムを用意します。

筆者撮影

羽に入れた4か所の切り込みのうち、対角線上の2か所に輪ゴムをひっかけます。

筆者撮影

輪ゴムを引っかけた羽の上に胴体を置きます。

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お腹の部分で輪ゴムをクロスさせます。

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お腹のところにバッテン(×)が出来ます。

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これだとまだ輪ゴムがゆるゆるなので、これをもう一回繰り返して、2重にしていきます。

次は、最初に輪ゴムを引っかけたのとは違うほうの切り込みに輪ゴムを引っかけます。

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引っ張りながらバッテンを作っていくのがコツ。

輪ゴムを2周させて、良く締まったお腹がこちら。

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背中がこちら。

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何度もトライしていると、マジックで描いた羽の模様が薄くなってきますが、そんな時はもう一度描いてあげれば大丈夫です!(笑)

はい、『おにやんま君』風の虫除け、これで完成です!!!

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手前がオリジナルの『おにやんま君』で、後ろの2匹が自作の『おにやんま君もどき』です。

後ろ2匹の左側が10mmのビーズで、右側が8mmのビーズで目を作りました。

どちらもオニヤンマっぽさはありますが、虫除けに使うのであれば、やはり目は大きめの10mmのほうが、他の虫に認識されやすいかもですね!

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完成品、なかなかサマになってる♪ オニヤンマの特徴の、黄色と黒のシマシマボディと、大きな目がしっかり出来ているから、これで虫どもを寄せ付けない!!!…はず(笑)

『おにやんま君』風の虫除けにお好みのチャームをつけて吊るしてみよう!

筆者撮影

完成した『おにやんま君もどき』はこのままでもオブジェとして使えますが、キャンプで虫除けとして使うなら、チャームをつけると良いですよ!

胴体につけた輪ゴムを引っ張って広げて、ボールチェーンを滑り込ませます。

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1人でやるのが難しければ、2人でやるとカンタンです♪

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重心がちょっと後ろに行き過ぎているので、ちょっとだらしなくなってしまいました…。

そんなときは、輪ゴムを少しずらして調整して、うまくバランスの取れる場所を探してみてください!

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直接カラビナをつける方がビシッと安定するかも!

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カラビナをつけてから、ボールチェーンをつけるのもいいですね!

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クリップ付きのタイプも、布に固定しやすくて便利です♪

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お腹側の輪ゴムの隙間に、安全ピンを刺すこともできます。

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帽子に『おにやんま君もどき』を装着!これで顔周りが守られる!!! …はず(笑)

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みんなもいろいろなチャームを付けて、楽しんでみてね~♪

『おにやんま君』風の虫除け作りは夏休みの工作やグルキャンにもおすすめ!

先日、小学校3年生の男の子と5歳の保育園児の女の子の兄妹と一緒に、グルキャンをする機会がありました。

筆者撮影

3人分の道具と材料を持っていき、子供たちに『おにやんま君』風の虫除け作りを提案してみたところ、ゲームばかりやっていた子供たちが、テントの中に集まって熱心に工作を始めてくれました!

みんな思い思いのデザインでじょうずに作れて、楽しい時間を過ごすことが出来ましたよ♪

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特に5歳の妹ちゃんの羽のデザインがとってもかわいくて、自由な発想で作る夏休みの工作にもおすすめだな~!と思いました♪

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本家オリジナルの『おにやんま君』は、ディテールもしっかりしていて、強度もあって良いのは当然なのですが、家族や友達と、夏休みの工作やグルキャンのイベント的に『おにやんま君もどき』を作ってみるのも楽しくておすすめです!

良かったら本記事を参考に、皆さんも『おにやんま君もどき』を作ってみてくださいね!

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