岩田剛典、木村多江、草刈正雄らが松坂慶子主演「一橋桐子の犯罪日記」に出演

松坂慶子が主演を務め、NHK総合で10月8日にスタートする連続ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」(土曜後10:00)に、岩田剛典、長澤樹、片桐はいり、宇崎竜童、木村多江、由紀さおり、草刈正雄が出演することが発表された。

ドラマの原作は、原田ひ香氏の人気小説。主人公・一橋桐子(松坂)は、ついの住みかを刑務所に設定し、「 できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる道」を模索し始める“ムショ活”に真剣に取り組むうちに、新たな発見や出会いを得て、皮肉にも生活は生き生きと変化する。高齢者の孤独や、生活の厳しさを背景としながら、同時に「人生の生きがいとは何か」「人と人との結びつきの大切さ」を浮き彫りにする、切なくて笑える“終活青春グラフィティー”だ。同局の「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮ら」も手掛けた脚本家・ふじきみつ彦氏が、桐子の世界をユーモアたっぷりに描き出す。

岩田が演じるのは、桐子が頼りにするパート先の上司・久遠樹。桐子の“世代を超えた友達”になる女子高生・榎本雪菜を長澤、桐子が通う句会の世話人・友岡明子役を片桐、隠れ闇金を営む怪しい男・寺田一男役を宇崎が務める。

岩田は「松坂慶子さん演じる桐子のパート先の上司で、かつ前科持ちという一癖あるワイルドな役柄を演じさせていただきました。残された人生のために、柄にもなく罪を犯して刑務所に自ら入ろうと奮闘する主人公と、その協力者達をコメディータッチで描く、ほっと一息つけるようなヒューマンドラマです。ぜひ楽しみにしていてください」と役柄と物語を紹介。

長澤は「今回の役は役柄も含めて今までやったことのないことに挑戦させていただいています! 撮影中は松坂さん演じる桐ちゃんや岩田さん演じる久遠さんをはじめキャストの皆さん、そして監督やたくさんのすてきなスタッフさんとの出会いと支えが、雪菜と私自身を成長させてくれているのを強く感じます。一緒になって桐ちゃんの犯罪日記を楽しんでくれたらうれしいです!」とアピール。

片桐は「一橋桐子さんの俳句仲間を演じます。それぞれの役柄に合わせて詠まれた俳句がとても面白くて、この楽しさをお伝えできたらなあと思っています。犯罪のかげに一句あり!」と俳句を見どころに挙げ、宇崎は「久しぶりの松坂さんとの芝居が楽しかった。初対面の岩田くんには何んだか親近感を抱いた。私の役柄は割と『素』に近いところがあって、楽チンにやれた。細部にわたって演出が行き届いているので、私は言われるままにすればよくて、なんにも考えずに演じられた。テーマは、たった今、世界中で問題になっている『孤独死』だが、エンタメの中に込められたシリアスなメッセージがリアルに突き刺さる」と感想を伝える。

さらに、桐子の前に立ちふさがる“訳あり女性”・斉藤薫子を木村、桐子の唯一無二の親友・宮崎知子を由紀、桐子の憧れの人で元プロテニスプレーヤー・三笠隆を草刈が演じる。

木村は「脚本はよるドラ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』でお世話になった、ふじきみつ彦さん。これはもうウキウキです。社会問題や現実の厳しさを垣間見せながらも、クスッと笑える温かいドラマ。すてきなキャストの皆さまに加えていただき、私はちょっとしたスパイスのようになれたらと思っています」とコメント。

由紀は「私たちの世代なら深刻で気になる問題、取り上げることが何かと難しい事柄ですが、ユーモアを交えた展開で楽しく見せてくれます。久し振りのドラマの参加ですが、松坂慶子さんとお会いして楽しくご一緒しています。撮影も順調に進んでいます」、草刈は「久し振りに共演する俳優さんたちが多いのでとても楽しく撮影をしています。『一橋桐子の犯罪日記』とても面白い内容になってきているので、楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。

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