Kis-My-Ft2・玉森裕太が人の気持ちに寄り添いすぎちゃう研修医に。知念実希人の「祈りのカルテ」がドラマ化

Kis-My-Ft2の玉森裕太が、日本テレビ系で10月スタートの連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」(土曜午後10:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。

ドラマは、現役の医師でもある作家・知念実希人氏によるシリーズ累計17万部を突破したベストセラー「祈りのカルテ」が原作。患者のすべての情報が書き込まれた診療録=カルテを基に、研修医・諏訪野良太が研修先のさまざまな科で「人の顔色を読む」という特技と、カルテを読み解くことによって、それぞれに問題を抱えた訳ありの患者たちと真摯(しんし)に向き合い、彼らの抱えた秘密を見破るハートウォーミング・ミステリーだ。

玉森が演じる諏訪野は、純正医科大学附属病院1年目の研修医。人当たりがよく、空気を読むことに天才的に長けている。“相手の顔色を読むことが抜群にうまい”というこの特技は、患者に対しても発揮され、気難しい患者や、ほかの医者に心を閉ざしている患者も、さらにその家族らも諏訪野にだけは口を開くようになる。父親は物心つく前に病死し、11歳の頃、母親は銀行員の男性と再婚。かわいがってはくれたものの、いつも家では嫌われないようにと、義父の顔色をうかがってばかりいて、息苦しさを感じていた。そのためか、これまで「いい子」として他人の反応を見ながら一度も衝突せずに生きてきた。このことが自身の性格を作り上げてきたと本人は思っている。医者としての自分の適性が分からず悩みながらも、それぞれの科での研修において、患者に誰よりも寄り添い、とにかく真っすぐに立ち向かっていくキャラクターだ。

玉森は今回の役どころについて、「僕の演じる諏訪野は研修医なので医者としての技術も知識もまだまだですが、患者さんのわずかな変化に気付くことが得意なんです。とにかく患者さんのために一生懸命で、お節介だけど憎めない、こんなお医者さんに出会いたいと思えるキャラクターです」と紹介。

作品の見どころに関しては、「登場する患者さんはみんな心に秘密を隠していて、諏訪野はそれを解き明かすために、カルテを見て、見て、見て、見まくります。ぜひオンエアを見ながら、諏訪野と一緒に患者さんに寄り添って、彼らの秘密を見破ってみてください」と考察の楽しみについて語る。

そして、「視聴者の皆さんの心が温かくなるようなドラマになるように、諏訪野良太を精いっぱい演じられたらと思っております。これまでにない玉森裕太がこのドラマで見られると思いますので、10月のスタートまで楽しみに待っていてください!」とアピールしている。

原作の知念氏は「拙作『祈りのカルテ』の連続ドラマ化、とてもうれしく思っております。玉森裕太さんをはじめとする素晴らしい俳優の皆さま、そしてスタッフの皆さま、それぞれの表現者としての能力がきっと美しい化学反応を起こし、魅力的なドラマが紡がれることでしょう。期待しております。この物語がドラマとしてどのように昇華されるのか、1人の視聴者として今から楽しみです」とドラマ化を喜び、放送を心待ちにしている。

また、本作の脚本は、同局の「ハコヅメ!~たたかう!交番女子~」などを手掛けた根本ノンジ氏が担当。同じく「ハコヅメ」の藤森真実プロデューサーとのコンビで、人の気持ちに寄り添いすぎてしまう、おせっかいだけど憎めない研修医の姿を映し出す。

両者は「このドラマには巨塔的な争いも起きないし、超絶天才ドクターも出てきません。誰にでも起こりうる病と、そこにまつわるミステリーを研修医が右往左往しながら解いていきます。さらに今までの医療ドラマでは描かれなかった意外な医療現場あるあるもまぶししつつ、すてきな原作の世界観をしっかり映像化できるよう尽力いたします」(根本氏)、「これまでスポットライトがあまり当たらなかった“カルテ”を通して、患者さんが抱えた秘密を主人公・諏訪野良太が、とにかく患者さんのためにがむしゃらに頑張って解き明かしていく。こんな患者さんのことを考えてくれるお医者さんに出会いたい!と思える主人公になっています。土曜の夜に、いっぱい笑ってウルッとできて、心が温まるドラマを皆さんにお届けしたいと思いますので、楽しみに待っていてください」(藤森プロデューサー)と、それぞれコメントを寄せている。

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