藤原宮跡大極殿の北側  基壇の規模と構造明らかに

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 橿原市にある藤原宮跡の発掘調査で、大極殿の北側にあった天皇の控えの場「後殿」と見られる建物の土台などが見つかり、新たにその規模と構造が明らかになりました。
 

 藤原宮の大極殿院は東西およそ120m、南北およそ165mの回廊に囲まれた空間で、中心には天皇が儀式などを行う大極殿があります。奈良文化財研究所は大極殿北側の全容を解明するための発掘調査を進めていて、今回は大極殿の北側で去年、一部が確認された建物の土台=基壇の規模と構造などが明らかになりました。

それによりますと、今回の発掘調査で新たに東西およそ14m、南北およそ15mの範囲で基壇が確認され、復元すると基壇全体で東西およそ50m、南北およそ16mあることが分かりました。基壇の上には天皇の控えの場とされる建物=「後殿」があったと考えられていて、今回、礎石の跡が2カ所で見つかった西側の回廊と繋がっていたと見られます。

奈良文化財研究所 都城発掘調査部研究員・道上祥武さん
「この大極殿後方基壇の上に存在していたと考えられる建物は、藤原期の大極殿の正殿に対する後殿として存在したものと考えられて、これまで藤原宮で後殿は見つかっていなかったので、今後、宮都の研究を進めていく上で明らかに一石を投じる大きな成果となった。」

なお、現地見学会はあさって6日の午前11時から行われる予定です。