吉備の環PT見聞録 美作市勝田、作東地区(1~3日)

 「吉備の環(わ)プロジェクトチーム(PT)」は1~3日、美作市勝田、作東地区を訪ねました。現地から発信したツイッター投稿の一部を紹介します。

 地域の魅力や課題に関する情報や意見を電話(086―803―8091、平日)、メール(kibinowa@sanyonews.jp)で寄せてください。

精出し梶並地区活性化

 梶並地区活性化推進委員会の富阪皓一会長(79)に話をうかがいました。移住希望者向けの「お試し住宅」や空き家の管理サービスなど、地域づくりの取り組みを紹介してもらいました。訪れた日は、メンバーがソバ畑の草刈りに精を出していました。

川魚養殖に後継候補

 川魚の養殖を手掛ける右手養魚センター(右手)では、地域おこし協力隊員で兵庫県姫路市出身の宇都宮健二さん(47)=写真右=が「地域のなりわいを守る」と、後継候補となりました。創業時から関わっている右手信幸さん(76)=同左=も胸をなで下ろしています。

木地師の技法伝承

 「木地師の館」(右手)では、400年以上続く木地師の技法を残そうと地元住民による運営委員会が奮闘。小椋太郎さん(89)が「この地は木とともに生きてきた。これからも伝統を受け継ぎたい」と強い決意を話してくれました。

SDGsを推進

 作東公民館(江見)の有友一正館長は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進や子どもたちへの平和学習に力を入れています。一方で「近年高齢化が急速に進み、鳥獣被害も深刻になった」と中山間地域の実情も教えてくれました。

新鮮な地元野菜直売

 美作吉野きんちゃい館(豆田)は、新鮮な地元野菜をそろえる直売所。近年はポン菓子など新商品の販売にも取り組んでいます。他に商店がほとんどない吉野地区にあり、春名道雄館長(76)は「地域のにぎわいを守るためにも続けていく」と話してくれました。

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